ハムスター飼育におすすめの床材7選|マットの種類と特徴・選び方とは?

アイキャッチ画像『おすすめの床材』ハムスターグッズ

ハムスター飼育で必要なアイテムに床材があります。

巣作りに使われたり尿を吸収したりと重要な役割を果たす飼育用品ですが、紙やウッドチップなど様々な製品があるため「どれを選んだら良いのか分からない」という方もいるでしょう。

このページでは、ペットショップスタッフ経験のある佐藤さん監修のもと、床材の選び方や使用してはいけない素材、おすすめの床材について解説しています。

監修
元ペットショップスタッフ 佐藤あかり さん

ペットショップスタッフ
元ペットショップスタッフ
佐藤さん

専門学校卒業後ペットショップの小動物コーナーを7年担当。
現在はハムスター、インコに関する情報発信を行いながらオリジナルペットグッズを制作・販売するクリエイターとして活動中。
※画像はイメージです

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ハムスター飼育で床材を使用する理由とは

床材に乗るハムスター

まずはハムスター飼育で床材を使用する理由を確認しておきましょう。

ハムスターの健康を守り、ストレスフリーな生活を実現するためのポイントについても解説しています。

床材を使用する理由
  • ハムスターが巣作りをするため
  • 巣箱を快適な温度に保つため
  • 飼育ケージ内での怪我を防ぐため

ハムスターが巣作りをするため

床材はハムスターが巣作りをするために欠かせないアイテムです。

ヨーロッパからアジア圏に生息する野生のハムスターは、地面にトンネル状の巣穴を掘ることで日中の熱さや夜間の温度低下、様々な天敵から身を守ります。

巣穴はハムスターにとっての『安心できる場所』であり、ストレスのない生活に繋がります。

巣箱を快適な温度に保つため

ハムスターは体温調整のために床材を使用するので、常に適量を入れておきます。

寒い時期には床材に潜って体を温め、暑い時には床材の量を減らすことで体温を逃がしやすくしています。

目安としてハムスターが潜れるくらいの量を入れましょう。

飼育ケージ内での怪我を防ぐため

床材にはハムスターが飼育ケージ内で怪我をしないよう保護する役割があります。

活発な個体は飼育用品に登って落ちることがあります。

落下の高さ次第では手足の骨を折ったり、内臓を痛めることもあるので、クッションとなるよう柔らかい床材を入れておきましょう。

ペットショップスタッフ
元ペットショップスタッフ
佐藤さん

ペットショップでは一年を通して同量の床材を使用しています。

怪我やストレスを軽減してくれるので、お渡しの際にも少量入れています。

ハムスター飼育用床材の種類と特徴

床材に隠れるジャンガリアンハムスター

ハムスター飼育で使用される床材には主に3つの種類があります。

素材ごとにメリット・デメリットがあるので、飼育している時期や個体に合わせて選びましょう。

ハムスター用床材の種類
  • ウッドチップ
  • ペーパーチップ
  • 牧草・チモシー

ハムスターの床材①『ウッドチップ』

SANKO 広葉樹マット

ウッドチップのメリット
  • 安価で購入できる
  • 温度を保ちやすく通気性が良い
  • ハムスターが口に入れても安全
ウッドチップのデメリット
  • 細かいホコリが舞う
  • 針葉樹のウッドチップはアレルギー反応しやすい
  • 広葉樹も稀にアレルギー反応がある

ウッドチップの床材は購入しやすい価格で、多くの人に愛用されているアイテムです。

自然由来の床材のためハムスターが食べてしまっても安全です。

ウッドチップの素材には針葉樹と広葉樹がありますが、針葉樹はアレルギー反応が起こりやすいためおすすめできません。

ペットショップスタッフ
元ペットショップスタッフ
佐藤さん

まれに広葉樹の床材でもアレルギーになる子がいます。

心配な時には紙の床材がおすすめです。

床材によるアレルギーについてはこちら

ハムスターの床材②『ペーパーチップ』

ケアフレッシュ コンフェッティ

ペーパーチップのメリット
  • アレルギー反応が起こりにくい
  • ハムスターの尿、血液の色が分かりやすい
  • カラフルで可愛い床材が選べる
ペーパーチップのデメリット
  • ウッドチップに比べて高価
  • 細かい紙が舞う
  • 頬袋に張り付く可能性がある

紙製の床材はアレルギー反応が起こりにくいため全てのハムスターにおすすめです。

ハムスターが口に入れても貼り付きにくく、保温性と吸収力に優れているので床材選びで迷った時にはペーパーチップを選ぶと良いでしょう。

ウッドチップに比べて値は張りますが安全性と機能性は十分です。

ハムスターの床材③『牧草・チモシー』

牧草市場 スーパープレミアムチモシー

牧草・チモシーのメリット
  • 価格が安い
  • 天然の素材で食べても安心
  • ハムスターの不正咬合防止になる
牧草・チモシーのデメリット
  • 硬い草で怪我をする危険がある
  • 他の素材より吸収力、保温性がない
  • 巣箱が汚れやすい

天然素材の牧草・チモシーはハムスターの体に最も良い床材です。

ハムスターの頬袋に貼り付くことがなく、食べても消化・吸収されるため心配がありません。

また、適度に硬い牧草を齧らせることで、ハムスターの歯が伸びて噛み合わせが悪くなる『不正咬合』を予防できます。

ただし、牧草はウッドチップ、ペーパーチップに比べて吸収量が少ないので、汚れた部分を頻繁に交換する必要があります。

ペットショップスタッフ
元ペットショップスタッフ
佐藤さん

ペットショップでよく使われるのはウッドチップです。

時折アレルギー反応を見せる子もいるので、その時には紙製の床材を使うことが多いです。

危険あり!ハムスター飼育でおすすめできない床材とは

牧草の床材を使うゴールデンハムスター

ハムスター用の床材として使用してはいけないアイテムがあります

間違った床材を使用すると、ハムスターが誤飲した際に腸に詰まる『腸閉塞』になる危険があります。

ハムスター飼育でおすすめできない床材
  • トイレットペーパー・ティッシュペーパー(おすすめできない)
  • 土(おすすめできない)
  • 綿(使用は少量に留めましょう)
  • ペットシーツ(使用しない)

トイレットペーパー・ティッシュペーパー(おすすめできない)

トイレットペーパーやティッシュペーパーはハムスターの頬袋に貼り付いて取れなくなるので危険です。

特にトイレットペーパーは水に溶ける素材で作られているため頬袋に残ってしまい、他の餌と共に体内に入ってしまうことがあります。

貼り付きやすい薄い紙を床材にするのは控えましょう。

土(おすすめできない)

自然界のハムスターは土に巣穴を掘って生活しますが、再現するのは控えましょう。

土の床材は細菌が繁殖しやすいうえに通気性が悪い、尿の色や出血に気づきにくいなど多くのデメリットがあります。

ただ、必ずしも使用できないわけではないので、ペット飼育用の土を購入して定期的に入れ替えをしましょう。

綿(使用は少量に留めましょう)

綿はハムスターの手足に絡まり骨折したり、誤飲した際に体内で詰まってしまう危険があります。

腸に詰まり腸閉塞になると排泄機能に支障をきたすため、床材としての使用は控えましょう。

ペットシーツ(使用しない)

ペットの尿を吸収するペットシーツは給水ボトルの水漏れにも対応できて便利ですが、ハムスターが口にするリスクがあるため床材には向いていません。

ペットシーツの吸収紙が頬袋に付いたり、吸水ポリマーが体内に入って膨らむ危険があります。

飼育ケージに敷く使い方も避けましょう。

ハムスター飼育用床材の選び方

床材で寝るハムスター

ハムスターの床材を選ぶ際には、意識するべき3つのポイントがあります。

使用後のトラブルを防ぐためにも以下の3点を確認しておきましょう。

床材を選ぶ時のポイント
  • ハムスターにアレルギー反応は見られないか
  • 水分をしっかり吸収するか
  • 購入し続けられる価格か

ハムスターにアレルギー反応は見られないか

ハムスターは生まれつきアレルギーを持っていることがあります。

アレルゲン物質は個体によって異なりますが、特に多いのがウッドチップの床材による脱毛・発疹・くしゃみです。

アレルギーを防ぐためにはペーパーチップや牧草の床材を使用しましょう。

水分をしっかり吸収するか

床材にはケージ内の水分を吸収して、汚れの拡散と湿度上昇を防ぐ役割があります。

おしっこをしっかり吸収しないとカビによって真菌性皮膚炎になったり、細菌繁殖によって肝臓病など病気のリスクが高まります。

牧草など吸収力のない床材を使用する時には、汚れた部分を頻繁に掃除したりハムスター用のトイレを設置しましょう。

購入し続けられる価格か

ハムスター用の床材を選ぶ際には、購入し続けられる価格か検討することも大切です。

例えば、1ヶ月あたり2個の床材を購入すると、ハムスターが2年生きた場合で48個の購入が必要になります。

少量で高価な商品を選ぶと費用がかさむのでコスパも要チェックです。

おすすめのハムスター用床材7選

ここまでで、ハムスター飼育に使える床材と使用してはいけない素材、使用の注意点を紹介しました。

ハムスター飼育では万が一口に入れても安心な素材を使うことが大切です。

最後に、素材別におすすめの床材を7つ紹介します。

おすすめの床材『ウッドチップ』タイプ

SANKO 広葉樹マット

SANKO 広葉樹マット

おすすめポイント

柔らかく怪我をしづらい、アレルギー防止マット!

ウッドチップの床材でおすすめなのがSANKOの広葉樹マットです。

広葉樹由来のウッドチップのためアレルギー発症を防ぐことができます。

また、ほこりや匂いが少ない、柔らかくて触り心地が良いなど、人とハムスターの両方に優しい床材です。

ミニマルランド ふかふかソフトマット

ミニマルランド ふかふかソフトマット

おすすめポイント

アレルギーのないハムスターにおすすめのコスパ最強マット!

床材の価格を抑えたい方におすすめなのがミニマルランドのふかふかソフトマットです。

1,000円以下で30Lと十分な量が入っているコスパの良い商品です。

自宅のハムスターにアレルギー反応がないかチェックしたうえで使うと良いでしょう。

おすすめの床材『ペーパーチップ』タイプ

ケアフレッシュ コンフェッティ

ケアフレッシュ コンフェッティ

おすすめポイント

カラフルな色合いが可愛い高機能ペーパーマット!

カラフルな床材が可愛いケアフレッシュのコンフェッティはAmazonで10,000件以上の評価が付く大人気商品です。

消臭力と吸水力に優れており、ハムスターの糞尿の嫌な臭いを防いでくれます。

ペーパーチップの床材の中でも値が張る商品なので、安く済ませたい方は次に紹介する2点から選ぶと良いでしょう。

ジェックス Harmony 柔ごこち

ジェックス Harmony 柔ごこち

おすすめポイント

柔らかい紙で安心・安全のペーパーマット!

人とハムスターの両方に優しい床材を使いたい方におすすめなのがジェックスの柔ごこちです。

柔ごこちの特徴としては、他のペーパーチップマットに比べて柔らかい点にあります。

ハムスターと人間に優しい柔らか素材に加え、ほこりの発生が少なく消臭・抗菌効果もあるなど使い心地はかなり良いです。

ジェックス ごきげん快適マット

ジェックス ごきげん快適マット

おすすめポイント

ウッドチップの様な色合いが可愛い格安マット!

「紙製の床材は高いから少しでも安く抑えたい」という方におすすめなのが、ジェックスのごきげん快適マットです。

機能性については高価な床材に比べて少々劣るものの、1kgで700円~800円ほどと圧倒的な低価格帯が魅力の商品。

店舗で購入するよりAmazonや楽天などネットショップでの購入がお得です。

おすすめの床材『牧草・チモシー』タイプ

牧草市場 スーパープレミアムチモシー

牧草市場 スーパープレミアムチモシー

おすすめポイント

ハムスターの体にも良い、安心の高コスパ牧草マット!

ハムスターが好む牧草マットを探している方におすすめなのが、牧草市場のスーパープレミアムチモシーです。

香りの良い牧草はハムスターが好み積極的に齧ってくれます。

価格が安いので、これから牧草を使う方に試して頂きたい一品です。

愛らびっと スーパープレミアムチモシー

愛らびっと スーパープレミアムチモシー

おすすめポイント

柔らかさと新鮮さが売りの高級牧草マット!

より高い質を求める方におすすめの床材が、愛らびっとのスーパープレミアムチモシーです。

内容量500gで1,000円を超えるため決して安くありませんが、柔らかく新鮮なチモシーが人気です。

チモシーで手を切ってしまう方は、ハムスターのためにも柔らかい本商品を試してはいかがでしょうか?

ペットショップスタッフ
元ペットショップスタッフ
佐藤さん

床材はハムスターが長期的に使用するアイテムです。

アレルギーが起こらないかチェックする他にも、はむちゃんが巣箱に運んでいるかを見てあげると良いでしょう。

気に入った床材は巣作りに使って貰えるので、あまり好みでないようであれば種類を変えることも検討してください。

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