水槽やプラスチックケースを使用してハムスター飼育をしていると、壁面をぺろぺろと舐め出すことがあります。
少し不細工で可愛い光景ですが、ケージや飼育用品を舐める行為にはどういった理由があるのでしょうか？
ハムスターが不満や要求をアピールしているのであれば、そのサインに気づいてあげたいですよね。
このページでは、ハムスターの行動に疑問を感じた飼い主さんに向けて、ハムスターがケージを舐める理由や具体手的な対策方法について紹介します。
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ハムスターがケージを舐めるのは珍しい事？
ハムスターが飼育ケージの壁面やプラスチック部分を舐めるのは珍しい事ではありません。
飼育経験の豊富な人であれば何度も見ている光景でしょう。
あまりにも同じ行動ばかり取っていると「ストレスかも？」「ケージを舐めるのは悪いこと？」と不安になるかもしれません。
しかし、ハムスターがケージを舐めること自体は必ずしも悪い事とは限りません。
ケージの他にも吸水ボトルや餌入れ、サークルを舐める子もいるので、慌てず理由を探してあげることが大切です。
また、万が一ハムスターが不満や要求をアピールしているのであれば、早めに原因を取り除いき生活しやすい環境を作ってあげましょう。
ハムスターがケージを舐める理由とは？
ここからはハムスターがケージを舐める理由について紹介します。
個体ごとに違いがあるため例外もありますが、よくある理由としては以下の通りです。
- ケージの外に出たい
- 餌やおやつが欲しい
- ケージ内の環境が悪い
- 特に意味はない
ケージを舐める理由①『ケージの外に出たい』
ハムスターがケージを舐める理由としてよくあるのが、ケージの外に出たい場合です。
ケージ周辺のパトロールをしたい時、飼い主と遊びたい時にケース壁面を舐めてアピールする事があります。
ハムスターは縄張り意識の強い生き物のため、過去に部屋んぽや脱走した経験があると、その際にマーキングをしてテリトリーを作っている可能性があります。
そして、テリトリーを守ろうとケージから出たがることがあります。
他にも飼い主によく懐いた子が構ってもらうためにアピールしていることもあるので、ハムスターが何を求めているのかよく観察してみてください。
ケージを舐める理由②『餌やおやつが欲しい』
ハムスターがケージを舐めている時に餌やおやつを与えてはいませんか？
一心不乱にケージを舐める姿はとても可愛いですが、そのタイミングで餌を与えてしまうと「ケージを舐めると餌がもらえる」と覚えてしまうことがあります。
この行動自体には問題はないので放置していても大丈夫です。
ただし「どうしても心配」「辞めさせたい」という方は、ハムスターが何もしていない時に餌を与えるよう心がけると改善されるかもしれません。
ケージを舐める理由③『ケージ内の環境が悪い』
飼育ケージ内の環境が悪いと、ハムスターが外に出たがってケージを舐めるアピールをすることがあります。
ケージ内に十分な広さがなかったり、湿度・温度が適していない、匂いや汚れが酷いと快適な環境を求めて外に出たがるのです。
ハムスターの適温は20℃から25℃程度で、湿度は40%から60%程度が最適とされます。
また、トイレを設置していないと、ケージの角に糞尿が溜まりやすいので、頻繁に掃除しましょう。
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ケージを舐める理由④『特に意味はない』
ハムスターがケージを舐める行動に必ずしも意味があるとは限りません。
ハムスターは知能の低い生き物のため、無意味な行動を続けることがあります。
意味のない行動を取る理由はわかっていませんが、遊んでいたり習性に従っている可能性が高いと思われます。
ハムスターがケージを舐めるのは悪いこと？
基本的にハムスターがケージを舐めること自体は悪いことではありません。
飼い主としては心配になる行動ですが、ケージから出たかったり、意味もなく舐めていることが多いので放っておいても問題ありません。
ただし、室温が適温から大きく外れていたり、飼育環境に問題がある場合には、ハムスターがSOSサインを出している可能性があります。
ハムスターが不快を感じている際には適切に対処し、快適な環境を作ってあげることが大切です。
ハムスターがケージを舐めるのをやめさせる方法
次に、ハムスターが飼育ケージを舐めるのをやめさせる方法について紹介します。
飼育環境を清潔かつ適切に保ってさえいれば無理に辞めさせる必要はないのですが、飼い主によっては「どうしても心配」「辞めさせたい」という方もいるでしょう。
ハムスターがケージを舐める時の対策としては、ペットしつけ用のかじり対策スプレーがおすすめです。
かじり対策スプレーには動物が嫌がる匂い成分が含まれているので、ケージに直接吹きかけておけば舐める回数が減っていきます。
また、このスプレーは自然由来の成分でできているため、万が一ペットが口にしても安心です。
ただし、スプレーの効果には個体差があり、匂いを嫌がらない子もいるので注意が必要です。
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対策としてわさびを使ってはいけません
ハムスターがケージを舐めたり齧る時の対策として、わさびを使用する人がいますが、これはハムスターの体に悪影響を及ぼすためお勧めできません。
まず、わさびの刺激成分がハムスターの目や鼻口といった粘膜を刺激します。
直接口にしなくてもハムスターがいたみたい苦しむことになるので近づけないようにしましょう。
また、万が一口にしてしまうと、わさびの強い刺激成分により内臓に負担がかかってしまいます。
いたずらでも決して使用しないでください。
ハムスターがケージを舐める理由と対策まとめ
このページでは、ハムスターが飼育ケージを舐める理由や対策について紹介しました。
・ハムスターがケージを舐める理由
ハムスターがケージを舐めるのには様々な理由があります。
正確な理由を知るのは困難ですが一例として、外に出たかったり餌を欲しがっている時、ケージ内の環境が悪い時のサインがあります。
また、特に理由もなく、変わった行動を取り続けることもあるので、飼育環境が整っていればさほど心配する事はありません。
・ハムスターがケージを舐めるのを辞めさせるには
ハムスターがケージを舐める行動を無理に止める必要はありません。
しかし、どうしても心配であったり騒音問題などによりやめさせたい時には、ペット用のかじり対策スプレーを使用しましょう。
個体差もありますがスプレーの匂いを嫌って、齧ったり舐めたりしなくなります。
是非コメントを残していってください！
うちの子もケージを呑めているのでためになりました。
コメントありがとうございます！
相談、疑問などありましたらまたコメントください。