ハムスターの落ち着きがないのはなぜ?理由と対処法を解説します

ハムスターを飼う

ハムスターがガサゴソ活動していて落ち着きがない、ずっと動いていて巣箱に入らないなど病気を疑ってしまうことはありませんか?

一日を通して落ち着きなく動くのにはそれなりの理由があります。

ペットの健康状態を把握して病気を防ぐためにも、ハムスターが動き回る理由を知ってきましょう。

このページでは、ハムスターの落ち着きがない時の理由や対処法を紹介しています。いざという時のために目を通しておいてください。

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ハムスターが動き回っている

ジャンガリアンハムスターの画像

このページで解説する『落ち着かない状態』とは、普段ある程度大人しい個体が急に忙しなく動き続ける事に限定します。普段から活発なハムスターについて大人しくさせるための記事ではないためご注意ください。

いつもは巣箱で静かに寝ているハムスターがずっと起きている、日中もホイールで走っているなど、ハムスターには突然落ち着きがなくなることがあります。

これにはハムスターの体調や状態が関係しています。

病気や怪我を未然に防ぐためにもどんな理由があるのか詳細を確認しておきましょう。

ハムスターか落ち着かない理由

ハムスターが落ち着きなく動き回るのには様々な理由がありますが、代表的な例として以下の6つを紹介します。

それぞれの対処法を紹介しているので参考になさってください。

  • 周囲を警戒、緊張している
  • 興奮状態にある
  • 縄張りを守るため外に出たがっている
  • 巣箱が汚れている
  • 発情、妊娠のサイン
  • 病気、寿命のサイン

周囲を警戒、緊張している

ハムスターの落ち着きがない時に考えられる理由の1つとして、飼育環境や匂い、周囲の音などに警戒している可能性が考えられます。

ハムスターは非常に警戒心が強い生き物であるため、安心できない環境では常に周囲の様子を伺います。

飼育している個体が頻繁に周囲を見回しており巣箱にも入らないようであれば、飼育環境や人間に警戒心を抱いている可能性があります。

  • お出迎え直後のハムスターの場合

お出迎えしたばかりの個体は緊張状態にあるので、動き回るのは自然なことです。

1週間ほど餌と水の交換だけを行い、そっとしておけば自然と安心感を覚え、落ち着きを取り戻すことでしょう。

無理に抱っこをしたり餌を食べさせようとするとストレスを与えかねないので注意が必要です。

  • 飼育環境に慣れたハムスターの場合

ある程度の期間飼育しているハムスターが急に警戒心を抱くようになった場合には、ストレスか病気の可能性が考えられます。

飼育ケージの周辺に強い匂いのするものを置いてないか、音や光でハムスターを脅かした記憶はないかを確認してみましょう。

また、ハムスターの体にしこり(腫瘍)や水の溜まったような膨らみ(腹水)がないかも確認してみると良いでしょう。

原因を取り除くことができなければ動物病院への受診もおすすめです。

興奮、発情状態にある

ハムスターの落ち着きがない理由の2つ目としては、飼育しているハムスターが興奮状態にあることが考えられます。

ハムスターを音や光、早い動きで驚かせてしまうとハムスターが興奮して動き回るようになります。

多くのハムスターは自分の巣箱に隠れるのですが、個体によっては周囲の安全を確かめるため積極的にケージ内を動き回ります。

ハムスターが興奮状態にあるときには、刺激となる物を排除してしばらくそっとしておきましょう。

また、オスとメスを一緒に飼育している場合には、オスのハムスターが発情してメスを追いかけ回す事があります。

メスがオスから逃げたり反撃するのでせわしなく動きますが、落ち着きのない日が4日に1度くらいのペースで訪れていれば、メスの発情周期に関係しているだけなので特に問題はありません。

縄張りを守るため外に出たがっている

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部屋んぽや脱走経験のあるハムスターが外に出たがっている場合、縄張りをパトロール従っている可能性が考えられます。

ハムスターは自分のテリトリーだと認識した場所を散策して縄張りが荒らされていないか頻繁にチェックします。

部屋でお散歩をさせた場合、マーキングを行った箇所を自分の縄張りであるとみなしてケージの外に出たがることがあります。

この場合の対処法としては、ハムスターをケージから出して散歩させるか、しばらくの間部屋んぽをさせないで縄張りを忘れさせるしかありません。

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部屋んぽについてはこちらの記事を参考になさってください。

巣箱が汚れている

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ハムスターが落ち着きのない理由の4つ目として巣箱の汚れが考えられます。

ハムスターは臭いに敏感な生き物で、かなりきれい好きな一面を持っています。巣箱が汚れていたり強い匂いがするとその環境を嫌がって新しい巣を探します。

常に床材に潜ろうとしている、飼育用品の隙間に入り込もうとする、ハムスター用のおうちがないといった場合には、清潔な巣箱を用意してあげましょう。

巣箱をきれいにする際には洗剤や石鹸を使わず、水洗いを行ってください。また、アルコール除菌したての試供品をハムスターに近づけるとアルコール中毒になってしまうことがあるため、アルコール分を含まない動物用の消毒スプレーを使用してください。

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ハムスターの掃除については以下の記事を参考になさってください。

妊娠のサイン

オスメスのペアで飼育しているハムスターが落ち着きをなくした場合には妊娠が考えられます。

メスのハムスターは妊娠すると積極的に巣作りを行うようになり床材を運びます。

ハムスターの妊娠は、品種にもよりますが2週間ほどで巣作りが完了します。巣作りが終わればおうちの中でおとなしく子育てに励むので心配はありません。

病気、寿命のサイン

ハムスターの落ち着きがない時に考えられる最後の理由は、病気や寿命です。

いつもおとなしくしているハムスターが急に活発になった、お見合いをさせたり驚かせた記憶がない、1日中落ち着きがないなど急に様子が変化した場合にはハムスターが病気にかかっている可能性があります。

ハムスターを含め、自然界で捕食される側の生き物は弱い姿を見せないため病気にかかっても健康であるかのように振る舞います。

もち
もち

症状が目に見える形で現れたときには既に時に遅しということもあるので早めに病院を受診しておくと良いでしょう。

また、ハムスターは生後1年半頃から老化が始まります。

2年近く飼育しているハムスターが落ち着きなく動き回っている場合には寿命が大きな原因として考えられます。寿命が原因で活動的になったハムスターに有効な対処法はありません。

毛がボサボサになったり目の輝きが失われてきたり丸々と太っていた体型が徐々に痩せてくるなど老化の現象が見られた際にはとりわけ特別な事はせず、いつも通りそっとしておきましょう。

ハムスターが落ち着きをなくしたら注意深く観察して対処しよう

このページでは、ハムスターの落ち着きがないときの理由や対処法を紹介してきました。

ハムスターが落ち着きなく動き回るのには、警戒、発情、寿命、病気など様々な理由があります。原因がはっきりしており簡単に対処できるものもあれば、専門の機関に相談しなければ明確な対処法がわからないものまで様々です。

ハムスターの異変に気づくためには普段から頻繁に観察している必要があります。

観察中にいつもとは違う不思議な動きを見かけた際には、より注意深く観察して原因を探してみてください。

また、情報を調べるだけでなく動物病院への受診がおすすめです。専門機関の知識を借りてハムスターの健康を守りましょう!

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