ハムスターがストレスを感じた時の行動5選|ストレスフリーな飼育方法も紹介

アイキャッチ画像『ハムスターがストレスを感じた時の行動』ハムスターを飼う

ハムスターを飼育するにあたって気を付けなければならないのがストレスでしょう。

強いストレスや恐怖心を与えてしまうと懐かないだけでなく、怪我や病気といった健康を損なう原因となることもあるのです。

では、ハムスターがストレスを感じた際にはどういった行動を取り、飼い主としてはどんな対策ができるのでしょうか?

このページでは、ハムスターがストレスを感じる原因や特徴的な行動、効果的な対策方法について飼育初心者にも分かりやすく解説しています。

これからハムスターを飼う方、ハムスターが懐かなくて悩んでいる方は参考になさってください。

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ハムスターはストレスを感じやすい生き物

ハウスに隠れるハムスター

そもそも、ハムスターが警戒心が強くストレスを感じやすい生き物であることをご存知でしょうか。

体が小さく攻撃性の少ないハムスターは自然界において弱い立場にあります。

例えば、ヨーロッパからアジアにかけて生息する野生のハムスターは犬や猫、蛇、猛禽類など常に多くの天敵に狙われます。

これらの危険から身を守れるよう強い警戒心を持つようになり、ペット化された現在においてもその習性が残っているのです。

自然界では逃げたり隠れたりと身を守る術が多々ありますが、ケージで飼育されている状態ではストレスから逃げる方法がありません。

飼い主側がストレスのサインとなる行動やよくあるストレス源について理解して、ハムスターにとって快適な環境を作ってあげることが大切です。

ハムスターがストレスを感じる原因とは?

おやつを食べるホワイトハムスター

ハムスターがストレスを感じる原因やストレスの度合いは個体の性格によります。

特に警戒心の強い子は少しの刺激に対しても過剰に反応してしまうことがあるので、何にストレスを感じるのか把握しておく必要があります。

ハムスターがストレスを感じる原因として特に多いのが以下の5つです。

  • 突然の音や光、慣れない匂いに驚いている
  • ケージ内で危険を感じる
  • 室温が適温でない
  • 安心できる場所がない
  • 病気や怪我による不快感

多くのハムスターにとって突然の音や光、初めて嗅ぐ匂いはストレスとなります。

また、室温も適温とされる20℃〜25℃から大きく離れると、体温を維持するために体に負担がかかるので注意が必要です。

以上5項目を紹介しましたが、これらはあくまで参考です。

ハムスターがストレスを感じる理由は個体ごとに異なるので、ストレスを感じた時のサイン、特徴的な行動を知って個別に対応できるようになりましょう。

ハムスターがストレスを感じた時の行動5選

飼育ケージを舐めるハムスター

次にハムスターがストレスを感じた時に見せる行動を5つ紹介します。

以下の行動、仕草が見られた時には接し方や飼育環境を見直し、改善を目指してください。

ハムスターがストレスを感じた時の行動5選
  1. 食欲が低下する
  2. 活動量が低下する
  3. 自分の体を齧る、傷つける
  4. 攻撃的な行動を取る
  5. フリーズ(停止)する

ストレスを感じた時の行動①『食欲が低下する』

ハムスターがストレスを感じると、食欲が低下し餌の減りが増えることがあります。

『餌を食べる』という行動は万が一天敵に狙われてもすぐに逃げられないため、ハムスターにとって非常に無防備な時間となります。

そのため、ストレスを感じた時には食事という無防備な食事の時間を減らそうとするのです。

ストレスにより食事量が減少するのは身を守るための正しい行動ではありますが、これが続くのは良くありません。

普段よりも食べ残しが多くなったり、餌を与えてもなかなか食べないといった変化が見られた時にはストレスを疑い原因を考えましょう。

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ストレスを感じた時の行動②『活動量が低下する』

ハムスターの活動量が普段よりも少ない時にもストレスの可能性が考えられます。

これは危険や不快な状態から身を守るための行動で、ハムスターの防衛本能が働いている証拠でもあります。

安全な場所に身を隠し、じっとする事で無駄な体力消費を抑えつつ天敵から見つかるリスクを減らしているのです。

活動量の低下と共に、警戒心が強くなったり飼い主に噛みつくようなことがあれば、ハムスターが不快感を訴えている可能性がより高まります。

ストレスを感じた時の行動③『自分の体を齧る、傷つける』

ストレスを感じたハムスターが自分の体を齧ったり引っ掻くことで、傷つけてしまうことがあります。

ハムスターの爪は鋭い鉤爪状をしているため、軽く引っ掻いただけでも薄い皮膚はダメージを受けてしまいます。

もし皮膚の傷から細菌が侵入すると、脱毛や腫れ、ただれといった病気にかかる危険があります。

尻尾や手足に噛み跡がないか、毛が抜けて怪我をしている箇所はないか定期的に確認してください。

また、自身を傷つけるような行動が見られた際には早急に動物病院に相談してください。

ストレスを感じた時の行動④『攻撃的な行動を取る』

ハムスターが強いストレスや身の危険を感じると、天敵から自身を守るために攻撃的になることがあります。

例えば、慣れない匂いに警戒して飼い主の手を噛んだり、見慣れない物を怖がって飼育用品を齧るようになるのです。

こちらも危険から身を守るための正常な反応です。

ハムスターは威嚇する際に口を横に開き歯が見えるため、簡単に見分けられます。

攻撃的な行動や威嚇の姿勢が見られたら触らずにそっとしておきましょう。

ストレスを感じた時の行動⑤『フリーズ(停止)する』

ハムスターが強いストレスを感じた時の行動に『フリーズ』があります。

フリーズとは危険から身を守るために反射的に行われる行動で、単に動けなくなっていることもあれば天敵から隠れたり周囲の安全を確認することもあります。

ハムスターがフリーズすると、目を開けた状態で動かなくなり人が触っても反応がなくなります。

フリーズは非常に強いストレスを与えているサインなので、この行動が見られた時には触るのは控えてそっとしておきましょう。

ハムスターのストレスを防ぐためには

ケージに入ったキンクマハムスター

ハムスターのストレス源は様々で、1匹ごとに異なるため全てのストレスに対処するのは困難です。

そのため、ここではよくあるストレス源について対応策を紹介します。

ハムスターのストレスを防ぐ方法
  1. 快適な飼育環境を整える
  2. ケージ内の清潔を保つ
  3. 不用意に巣箱に触らない、驚かせない
  4. 運動できる飼育用品を設置する
  5. 定期的な健康チェックを行う

中にはストレスを感じていても分かりやすい行動を見せない子もいるので、これらを意識して飼育することが大切です。

ストレスを防ぐ方法①『快適な飼育環境を整える』

ハムスターのストレスを防ぐためには、飼育環境を見直しハムスターにとって快適な空間を作ることが大切です。

例えば、警戒心が強い子でも安心できるようケージは静かな場所に置き、ケージ内にはハウスを設置します。

直射日光が当たったりケージ内に風が入り込むのも極力避けます。

また、ハムスターは温度変化に弱いので、床材を多めに入れて夏や冬はエアコンを使用しましょう。

快適な空間はハムスターを長生きさせることにも繋がります。

ストレスを防ぐ方法②『ケージ内の清潔を保つ』

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ハムスターが病気に罹ると痛みや痒み、腫れが生じストレスの原因となるので、飼育ケージは清潔を保ちましょう。

ケージを綺麗に保つ方法は以下の通りです。

  • こまめに汚れを取り除く
  • 濡れた床材は捨てる
  • 定期的に床材を入れ替える
  • 飼育用品を拭く、洗う
  • 糞や尿、食べ残しは捨てる
  • ケージ内の湿度を上げない

これらを意識して飼育すれば、ハムスターの健康を守りつつストレスの少ない生活を実現できるでしょう。

掃除の頻度や掃除する箇所は個体により異なります。

体調不良により突然汚れることもあるので普段からケージの臭いや汚れ具合をチェックしましょう。

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ストレスを防ぐ方法③『不用意に巣箱に触らない、驚かせない』

不用意に巣箱に触れたり、ハムスターを驚かせる行動を取ってしまうと天敵と見なされ、ストレスの原因となることがあります。

ハムスターにとって巣穴は『天敵のいない安全な場所』であるため、そこに他の生き物が侵入するとより安全な場所を探す必要が生まれます。

何度も巣箱(巣穴)に触れると、ケージ内に落ち着ける場所がなくなってしまいます。

また、臆病なハムスターは素早い動きや強い光、慣れない匂いに恐怖を感じることがあるので、警戒心の強い子は極力驚かせないよう注意しましょう。

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ストレスを防ぐ方法④『運動できる飼育用品を設置する』

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体の小さなハムスターですが実はその活動量は非常に多く、一晩で数キロメートルほど移動します。

そのため、ホイールを設置しておかないと活動量が減ってしまいストレスに繋がることがあるのです。

加えて十分に運動できないと免疫力が付かず病気のリスクも高まります。

走った距離が記録されるホイールもあるので運動できる飼育用品を設置していない方は検討してみてください。

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ストレスを防ぐ方法⑤『定期的な健康チェックを行う』

上でも紹介しましたが、ハムスターが怪我や病気により健康を損なうと体の痛み、痒みによりストレスを感じます。

体調不良によるストレスを防ぐためには定期的な健康チェックにより病気の予防、早期発見が大切です。

健康チェックでは以下の項目を確認しましょう。

  • 餌と水の減り具合
  • 活動量の変化
  • 爪や歯が伸びすぎていないか
  • 毛並みは綺麗で艶があるか
  • 糞尿の色、匂い
  • 体に傷はないか

毎日健康状態を確認するのが理想ですが、どうしても難しい場合には最低でも週に1〜2回は見るようにしましょう。

ハムスターなど小型のペットは病気の進行が早いため、発症後すぐに対応することが大切です。

ストレス源が分からない時には動物病院に相談

隠れるゴールデンハムスター

ハムスターの行動変化にすぐ気づく飼い主は多いですが、ストレスの原因まで見つけられる人はそう多くありません。

ストレス源が分からなかったりストレス症状が改善しない場合には、小動物を取り扱っている動物病院に相談することをおすすめします。

それぞれの個体の性格や体つき、健康状態を踏まえた上で適切なアドバイスを受けられます。

インターネット上で病気やストレスについて調べることはできますが、ハムスターの病気は他のペットに比べて症例が少ないので正しい情報が出ないことも多いです。

また、急を要する病気の場合はハムスターの命に関わります。

健康状態を細かくチェックしてもらう意味でも、不安がある方は一度動物病院を受診してまると安心です。

必ず小動物を取り扱っている病院を選びましょう!

ハムスターのストレス源と特徴的な行動まとめ

寝ながら食べるキンクマハムスター

このページでは、ハムスターがストレスを感じた時の行動やストレスフリーな飼育方法、よくあるストレス源について解説しました。

自然界において弱い立場にあるハムスターは、様々な危険から身を守るために強い警戒心を持つようになりました。

しかし、その強い警戒心のためにストレスを感じやすく、外的要因に弱いというデメリットも持ち合わせています。

こういった特徴を持つハムスターを健康的に飼育するためには、ストレス減とストレスを感じた時の行動について理解し、万が一の時には動物病院を受診するといった適切な対処が大切です。

ストレスフリーな飼育方法はハムスターを懐かせることにも繋がるので是非実践してみてください。

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