ハムスターの老化のサインとは?高齢ハムスターの行動・仕草、長生きのコツ

アイキャッチ画像『ハムスターの老化のサイン』ハムスターを飼う

ハムスターを1年ほど飼育していると「歳を取ったかな?」と感じることがあるでしょう。

ハムスターを健康に長生きさせるためには、見た目や仕草、行動の変化から老化のサインを見分けて適切に対応してあげる必要があります。

このページでハムスターの老化について確認しておきましょう。

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ハムスターの寿命と老化が始まる時期とは?

水を飲むハムスター

まずはハムスターの寿命と老化が始まるおおよその時期について確認してきましょう。

種類による違いはあるものの、一般にハムスターの寿命は2年〜3年ほど、長く生きる個体でも3年〜4年ほどです。

また、老化の現象は生後1年半〜2年から見られるようになります。

飼育しているハムスターが2歳に近づいたら老化のサインが出ていないかチェックしてみましょう。

ハムスターの老化のサイン6選

こちらを見つめるハムスター

次に老化したハムスターが見せる行動や仕草を紹介します。

1歳半以上のハムスターに以下の変化が見られた時には、老化を疑い飼育方法を見直しましょう。

ハムスターの老化のサイン
  • 活動量が減り寝ている時間が増えた
  • 以前に比べて餌の減りが減った
  • 毛並みがボサボサで艶がない
  • 目の輝きが薄れる、白くなる
  • 体を揺らして歩く、ふらつく
  • 爪が伸びる

ハムスターの老化のサイン①『活動量が減り寝ている時間が増えた』

老化したハムスターによく見られるのが、活動量の減少と睡眠時間の増加です。

年齢による体力が低下、運動機能の衰えにより活動する時間が減ります。

さらに、エネルギー消費を少なくするために長時間眠るようになります。

健康なハムスターの睡眠時間が10時間〜14時間ほどなので、これ以上の時間を寝て過ごしているようであれば、老化のサインかもしれません。

ハムスターの老化のサイン②『以前に比べて餌の減りが減った』

ハムスターの食事量が「いつもより少ない」「残すようになった」と感じたら、それは老化のサインかもしれません。

高齢のハムスターは徐々に活動量が減少するため、それに伴って食事の量(必要なエネルギーの量)も少なくなります。

また、胃腸の働きが弱くなることで、多くの餌を食べてしまうと消化不良や下痢を起こしてしまいます。

ハムスターの老化のサイン③『毛並みがボサボサ、艶がない』

ハムスターが歳をとると、毛づくろいの頻度が少なくなり、綺麗だった毛並みがボサボサになり艶が失われます。

また、個体によっては脱毛が激しく、皮膚病のリスクが高まることもあります。

若いハムスターの脱毛にはストレスなどの原因が考えられますが、1歳半を超えたハムスターでは老化のサインである可能性が高いです。

ハムスターの老化のサイン④『目の輝きが薄れる、白くなる』

ハムスターの目の輝きが薄れるのは老化のサインのひとつです。

視力の低下に伴い目の水分量が減り、輝きを失ったように見えるのです。

また、目の中心部が白くなっているのは白内障(水晶体が白く濁り視力が低下する病気)の可能性があります。

これらは加齢による変化のため防ぐことはできません。

ハムスターの老化のサイン⑤『体を揺らして歩く、ふらつく』

ハムスターの老化を見分けるサインの1つに歩き方があります。

老化したハムスターは、関節が固まったり足の筋肉が弱くなるため、スムーズに歩けないことがあります。

ふらついたように体全体を揺らして歩いている時には、足への負担を減らすために、床材を多く入れると良いでしょう。

ハムスターの老化のサイン⑥『爪が伸びる』

ハムスターの老化のサインの1つに爪の長さがあります。

元気なハムスターは、走ったり巣穴を作ることで伸び続ける爪を削って適切な長さを保ちます。

しかし、年老いて活動量の減ったハムスターは、爪を削る機会が少なくなり自然と伸びすぎてしまうのです。

老化したハムスターへの接し方

巣箱から出るハムスター

ここまでで、ハムスターの寿命と老化のサインについて確認しました。

年老いたハムスターにどう接するべきなのか、健康に長生きさせるためのポイントを紹介します。

老化したハムスターへの接し方
  • 温度管理に気を付ける
  • ホイール(回し車)は外す
  • 高齢ハムスターに適した餌を与える
  • 頻繁に健康チェックを行う
  • 病気、怪我を見つけたら病院を受診する

老化したハムスターへの接し方①『温度管理に気を付ける』

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高齢のハムスターは体温調整が苦手なので、エアコンやヒーター、冷感グッズを使用して温度を管理しましょう。

ハムスターの適温は20℃から25℃とされています。

適温を大きく外れると体に負担かかるため、ケージ内の温度は一定を保ちます。

Switch Botから販売されている温度計をスマホに連動させ、いつどこからでも温度の確認やエアコン操作ができるようにしておくと安心です。

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老化したハムスターへの接し方②『ホイール(回し車)は外す』

ハムスターが歳をとって活動量が減ったらホイール(回し車)を外しましょう。

高齢のハムスターがホイールで走ってしまうと、肺や心臓に強い負荷がかかります。

「運動をさせた方が健康的」と思われがちですが、体に負荷がかかった状態で走り続けるのは危険です。

老化したハムスターへの接し方③『高齢ハムスターに適した餌を与える』

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高齢のハムスターに一般的なフード(ペレット)を与えても食べないことがあります。

餌の減りが少ないと感じたら、シニア用のフードを与えましょう。

シニア用のハムスターフードは、一般的なペレットに比べて低脂質で柔らかく作られています。

活動量の少ない高齢のハムスターでも肥満になりにくく、硬いものが齧れない子でも食べやすい柔らかさになっています。

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老化したハムスターへの接し方④『頻繁に健康チェックを行う』

1歳を過ぎたハムスターには、様々な病気のリスクが伴うため、健康チェックの頻度を増やしましょう。

目の輝きや毛並みの質、爪や歯の長さ、糞尿の色や硬さ、餌の減りなど様々な項目について確認します。

また、ハムスターに腹水や腫瘍などの病気が見られた際には、症状の進行具合について毎日チェックしましょう。

ハムスターの腹水についてはこちら

老化したハムスターへの接し方⑤『病気、怪我を見つけたら病院を受診する』

高齢のハムスターは免疫力が弱いため、病気や怪我によって命を落とすリスクが高くなります。

症状が深刻化しやすいため、体調を崩した際には早めに動物病院を受診することが大切です。

いざという時のために最寄りの病院を確認しておきましょう。

ハムスターの老化についてまとめ

床材に隠れるジャンガリアンハムスター

このページでは、1歳を超えたハムスターを飼育している方に向けて、老化のサインとなる行動や仕草について紹介しました。

・ハムスターの老化のサイン

老化したハムスターは活動量や餌の消費量が少なくなります。

また、毛並みが悪くなったり爪が伸びる、ふらつくように歩くなど、分かりやすい変化が起こるので、こういった老化のサインに気づくことが大切です。

・老化したハムスターへの接し方

年老いたハムスターは通常のペレットだと満足な量食べられないことがあるので、シニア用を用意しましょう。

また、日々の健康チェックを欠かさず、異変があった際には動物病院を受診することが大切です。

老化のサインをしっかり覚えてハムスターを長生きさせてあげてください。

是非コメントを残していってください!

  1. 匿名 より:

    ありがとうございます

  2. せんとうともし より:

    ありがとうございます

  3. おもち より:

    2年飼ってるパールドワーフです。
    今朝ご飯あげようとしたとき、ふらついて歩いていつもみたいにご飯を全然食べません。
    目も半分開いてフラフラ歩く感じで大好きなミルワームを1本試しにあげてみたのですが半分食べて半分落としてるの気づかずに食べてました。

  4. ハムらぶ。 より:

    お世話になっております。
    1年9ヶ月のジャンガリアン♂です。
    1年ほど前は、車をほとんどやらなかったのですが、今になってやたらやります。
    それでも外した方が良いでしょうか…
    それと、2階付きのゲージです。
    これまで落ちた事は無いですが、これも外して1階だけにした方が良いでしょうか…

    アドバイスお願いいたします。

    • ハムほし編集部ハムほし編集部 より:

      コメントありがとうございます。
      ホイールについては元気に走っているようでしたらそのままでも大丈夫です。
      ケージは落下の可能性があるようなら高低差のない物をお勧めします。
      高齢により骨が弱くなっていますので、2階建てのケージでは骨折の危険があります。

      • ハムらぶ。 より:

        ありがとうございました!

        車はそのままにしておきます。
        若い?頃にやっていなかった分、くるくる走りまわっている感じです(^^)

        やはり2階は危険ですか…
        上り下り(トンネルみたいなをくぐって2階へ行くやつです)が楽しいみたいなのですが…
        外したほうがいいですかね…??
        今は、一応、厚めに床材を敷いています。

        よろしくお願いいたします。

        • ハムほし編集部ハムほし編集部 より:

          返信が遅れて申し訳ございません。
          落下の危険がないようでしたら2階が付いていても大丈夫だと思います。

      • ハムらぶ。 より:

        度々失礼いたします。

        今朝、2階をはずしました。
        落ち着かないようで、巣箱にも入らず、しばらく床材をバサバサしたり、走り回っていました…
        今は、巣箱で寝ています。

  5. うに より:

    初めてコメントさせていただきます。
    キンクマハムスター、1歳10ヶ月です。
    ここ1ヶ月ほど、
    ・部屋から出てこず、ずっと寝ている(出てきても隅で寝てしまう)
    ・水を飲まずおしっこもあまり出ていない
    ・歩く時ヨタヨタしている
    という症状があります。
    医者にかかった所腹痛かもしれない、と抗生剤や消化剤、鎮痛剤と、ベジタブルサポートを出して頂きましたが、全く改善されません。
    なにか考えられることはありますか?
    部屋の温度はエアコンで27度程度にしてあります。

    • ハムほし編集部ハムほし編集部 より:

      コメントありがとうございます。
      ハムスターが2歳目前と少々高齢なことが心配です。
      健康状態に問題がないようでしたら、老化によって生活に変化が見られたのかもしれません。
      シニア用の餌を与えてみたり、好んで食べる物を増やして様子を見てみてください。
      また、怪我に繋がりそうな飼育用品があれば少しずつ減らしてあげてください。

      • うに より:

        ありがとうございます。
        怪我のないようにホイールは外しました。
        ゲージ内の温度は通年で22度程度にしてあります。しかし、手に乗せた時ひんやりしている気がします。
        これは寒すぎるのでしょうか?毛が少なくなってきたり、食が細くなるのは老化と書かれたページを拝見しましたが、少しでも長く一緒に居たいのでどうしたらいいかアドバイス頂けたら嬉しいです。

        • うに より:

          すみません、追加で書かせてください
          冷たく感じるようになったのは、ここ1週間くらいの時です。
          それまでは暖かかったです。急に体温が下がってしまうことはハムスターではある事なのでしょうか?

          • ハムほし編集部ハムほし編集部 より:

            老化により代謝が下がっているものと思われます。室温もハムスターが快適に過ごせる範囲にありますので、特に問題はないと思います。
            ただ、生活環境によっては若いハムスターでもひんやり感じる事があるので断言はできません。
            例を挙げると、室温が一定でも巣箱や床材の中、ヒーターの近くで過ごしていれば体温は高くなりやすく、反対に飼育用品に直接寝ていたり野良寝をしていると冷たくなりやすいです。
            普段の生活に目を向け、いつもとは異なる場所で活動していないかチェックしてみてください。

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