ハムスターの頬袋に餌が入れっぱなし!3つのリスクと正しい対処法を紹介

アイキャッチ画像『ハムスターの頬袋に餌を入れっぱなしにするリスク』ハムスターを飼う

頬袋いっぱいに餌を詰めたハムスターには、他のペットにはない特別な可愛さがあります。

ついつい餌をあげすぎてしまいます。

しかし、頬袋に餌を入れっぱなしで腐敗したり細菌が繁殖することはないのでしょうか?

このページでは、ハムスターの頬袋について基本的な解説から餌を入れっぱなしにするリスクについて紹介しています。

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ハムスターの頬袋の機能とは?

頬袋に餌を入れるキンクマ

ハムスターの頬袋には十分な量の餌を確保し、安全な場所に移動するまで貯蔵しておく役割があります。

この機能は自然界において弱い立場にあるハムスターにとって非常に重要なのです。

例えば、野生のハムスターは常に天敵の存在に気を張る必要があり、餌を見つけたとしてもその場で食べていては天敵に狙われ命を落とすリスクがあります。

また、貯蔵ができなければ安全な場所まで何度も餌を運ばなければなりません。

こういった危険から身を守るために発達したのが現在の頬袋とされています。

最大で肩付近まで伸びる頬袋には十分な量の餌が入るので、安全な場所まで運び必要な時まで貯めておくことができるのです。

ハムスターの頬袋に餌を入れっぱなしにするリスク

おやつを食べるホワイトハムスター

ハムスターの頬袋は餌の貯蔵に優れていると説明しましたが、多くの個体は数時間から1日ほどで中身を出します。

しかし、中には長期間に渡って入れっぱなしにしてしまう子もいます。

頬袋に入れた餌がどんな危険を及ぼすのか確認しておきましょう。

餌を入れっぱなしにするリスク
  1. フードが腐敗する
  2. 細菌、ウイルス、カビへの感染
  3. 頬袋を怪我する

頬袋に餌を入れっぱなしにする危険①『フードが腐敗する』

ハムスターの頬袋にフードが入れっぱなしになっていると腐敗する危険があります。

頬袋内部は人間の口内のように濡れてはいませんが、外に比べると湿り気があります。

また、適度に温かいため腐敗が進みやすいのです。

ハムスターが腐敗したフードを食べると、下痢や食欲不振、活動量の低下といった変化が見られます。

特に茹でた卵やささみ、生野菜を与えている方は頬袋内で腐りやすいので、量や頻度を減らして対策しましょう。

季節によっても腐りやすさは異なるため、梅雨の時期から夏の終わりにかけては市販のフードを与えるのがベストです。

頬袋に餌を入れっぱなしにする危険②『細菌、ウイルス、カビへの感染』

頬袋に餌を入れっぱなしにすると、腐敗以外にも細菌やウイルス、カビの発生リスクが高まります。

上でも説明した通り、ハムスターの頬袋の中は適度に湿り気があり一定の温度が保たれています。

そのため、ウイルスや細菌にとっても繁殖しやすい環境になってしまうのです。

頬袋内で細菌やウイルス、カビが繁殖するとハムスターが病気にかかったり頬袋の炎症に繋がります。

こちらも腐敗と同様、保存の効かない食品が原因となるので与えるフードや量には注意が必要です。

頬袋に餌を入れっぱなしにする危険③『頬袋を怪我する』

頬袋に餌を詰め込むリスクとして、頬袋内部を怪我する恐れが挙げられます。

ハムスターはそれほど賢い生き物ではないため、新しい餌を見つける度に頬袋に詰めてしまうことがあります。

既にいっぱいの状態で無理やり押し込んでしまったり、取り出そうと足で押しているうちに頬袋内部が傷ついたり破けることがあります。

怪我から細菌やウイルスに感染して命を落とすこともあるので、頬袋がいっぱいなら餌を与えないようにしましょう。

また、怪我をしてるようなら早めの処置が必要です。

頬袋の中で餌を腐らせないためには

こたつに入るキンクマハムスター

上でも記載しましたが、ハムスターの頬袋内で餌を腐らせないためには、生野菜や茹でた肉類を控え、市販のフードのみ与えることが大切です。

健康や栄養バランスを考慮して様々な食品を与える飼い主は多いですが、適量のペレットを与えれば生きるのに必要な栄養が補えます。

市販の餌を与える時はミックスフードではなくペレットのみを与えるようにしてください。

ミックスフードに含まれるナッツや穀物類は腐敗やカビの発生源となりやすいので、お勧めできません。

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ハムスターの頬袋に餌が入れっぱなしになっていたら?

餌入れに隠れるジャンガリアンハムスター

ハムスターが頬袋に餌を入れっぱなしにしている時には以下の方法を実践してみてください。

・自宅でできる餌の腐敗対策

同じ餌を長期間に渡って頬袋に入れているようであれば、巣箱や飼育用品に隠れて出していないか確認しましょう。

ハムスターは頬袋に入れた餌を安全な場所に運んで食べます。

そのため、ハウスや寝床に餌を出しておき、外に出る際に頬袋に詰め込むことがあるのです。

ハムスターがリラックスしている時にハウスを開けて餌を出していないか確認してみてください。

・自宅で対処できない時には

どうしても頬袋から餌を出さない時には動物病院を受診するのがおすすめです。

処置の方法は病院により異なりますが、早急な対応が必要な時には綿棒で頬袋の中身を取り出したり、外側から軽く押すなどを試して貰えます。

これは知識のある動物病院の先生だから安全に行える処置なので個人では行わないでください。

また、餌あげや飼育環境についてアドバイスを貰えることがあります。

かかりつけの動物病院を見つけておくと万が一の時に対応しやすくなるので、不安がある方は一度相談してみても良いでしょう。

定期的な健康チェックで頬袋も確認しましょう

ハムスターの健康チェック

このページでは、ハムスターが頬袋に餌を入れっぱなしにする問題について、起き得る危険や対処法を紹介しました。

ハムスターの頬袋に餌を入れっぱなしにすると、フードが腐敗したり細菌やウイルスの繁殖リスク、頬袋内をケガする危険があります。

頬袋内で餌を腐らせないためには手作りの餌を控え、市販のペレットを与えることが大切です。

また、どうしても餌を出さない時、ハムスターの健康に不安がある時には動物病院を受診して適切な処置を受けさせましょう。

ハムスターが頬袋から餌を出しているかは頻繁にチェックしないと分かりません。

定期的に健康状態を観察し、頬袋が腫れたり爛れたりしていないか確認してください。

ハムスターの体調不良のサインはこちら

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