ハムスターに腫瘍ができる理由と正しい対処法とは|放置で自然治癒するのか

アイキャッチ画像『ハムスターの腫瘍は自然治癒するのか』ハムスターを飼う

1歳を超えたハムスターには様々な病気のリスクが伴います。

皮膚病や結膜炎、不正咬合など報告される病気は多々ありますが、その中でも発症確率が高いのが腫瘍です。これにより命を落とす個体も少なくありません。

では、飼育しているハムスターに腫瘍の様な膨らみが見られた場合にはどのような対応をすれば良いのでしょうか?

このページでは、ハムスターの腫瘍に関する基本的な知識から正しい対処法をご紹介します。

ハムスターの腫瘍とはどんなもの?

ジャンガリアンハムスターの画像

ハムスターの腫瘍とは、体表に見られるポッコリとした膨らみを指します。

腫瘍のできる部分に決まりはなく、腹部や足の付け根、耳など様々な場所で発見されます。

生活に支障のない小さなサイズから歩行や生活が困難なサイズまで様々です。進行度合いも個体によって異なり、小さな状態を保ったり自然治癒するケースがある一方で短期間のうちに肥大化するケースもあります。

ハムスターの中には自分の腫瘍を食べてしまう個体もいるので体に大きめの傷があった場合には発症を疑いましょう。

ハムスターに腫瘍ができる原因

次にハムスターの体に腫瘍ができる原因を解説します。

腫瘍ができる明確な要因は解明されていませんが、最も可能性のある原因として以下の2つが挙げられます。

  • 遺伝による病気の発症、癌細胞の発生
  • 年齢による免疫系の低下、細胞更新の遅れ

遺伝による病気の発症、癌細胞の発生

生き物として避けることのできないのが、遺伝による病気や急死のリスクです。

親以上の世代にて生存に不利な遺伝子が発現すると、その特徴が以降の世代に引き継がれてしまう可能性があります。

ハムスターの腫瘍も遺伝しやすいとされており、親が癌などの腫瘍を発症するとその子供や孫の代でも同じ病気を発症する個体数が多くなります。

「遺伝子的に弱い個体を避けたい」と思うかもしれませんが、ほとんどのペットショップでは血統情報を確認できないため遺伝によるリスクを避けるのは難しいです。

年齢による免疫系の低下、細胞更新の遅れ

ハムスターの寿命は1年半から3年程度と短く、1歳を超えたあたりから老化の現象が見られます。

この老化が進むにつれて免疫力が低下し、腫瘍を始めとした様々な病気にかかりやすくなります。また、基礎代謝が落ち細胞の更新が遅れることで癌細胞の増加にもつながります。

年老いたハムスターは突然病気になることもあるので、高頻度での健康管理が大切になってきます。また、万が一にでも変化が見られた際には自然治癒を試みたり放置するのは避けましょう。

ちょこ
ちょこ

老化したハムスターの免疫力では病気になりやすく、治すのも難しいと覚えておいてね。

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腫瘍ができたら死ぬ?放置で自然治癒するのか

ハムスター飼育では腫瘍によって死に至るケースが報告される一方、放置で自然治癒するケースも見られます。この2つの実例にはどういった違いがあるのかを解説します。

実はハムスターにできる腫瘍には良性と悪性があり、それぞれで症状処置の仕方が変わってくるのです。

例えば、良性の腫瘍であれば皮膚病や細菌感染によるものが多く、『膿瘍』と呼ばれる症状は経過観察や自然治癒、内服薬での治療が可能です。また、病院によっては症状やハムスターの体力を考慮した上で手術を行う場合もあります。

一方、悪性の腫瘍はいわゆる『癌』と呼ばれ、放置で自然治癒する事はありません。悪性腫瘍を完治させるためには手術が必要となるのですが、年齢や体力により適切でないと判断された場合には薬により病気の進行を抑えます。

悪性腫瘍は外科手術を行っても再発の可能性が非常に高く、命を落とす可能性が高い病気といえます。

腫瘍の症状が進行したらどうなるの?

腫瘍の良性、悪性に関わらずハムスターの腫瘍を放置するのは良くありません。

しこりが大きくなることで運動障害や呼吸困難、食欲低下といった様々な問題を引き起こします。特に、顔や排泄器官周辺のしこりは生命維持に欠かせない主要器官に影響を及ぼしかねないので注意が必要です。

他にも、腫瘍の発症した部位をかじったり引っかくなどして傷つける個体もいます。この場合、傷口からの化膿が更なる体力低下につながります。

インターネット上には「自然治癒した」というコメントもありますが、命を落とす危険が高まるので放置するべきではありません。

飼っているハムスターに腫瘍を見つけたら

このページではハムスターの腫瘍に関する基本的な情報から、しこりのような膨らみを発見した際の対処法について解説しました。

飼育しているハムスターに腫瘍のような膨らみが見られた際には、早めに動物病院を受診しましょう。

腫瘍の良性、悪性を見た目で判断することはできません。小さく目立たないしこりが体内を蝕んでいることもあれば、大きく膨らんだ腫瘍でも自然治癒することがあります。

加えて、ほとんどのハムスターは癌になっても普段と変わらない行動を見せます。

いつもと変わらない元気様子だからといって自然治癒を待ったり病気を放置していると、知らぬ間に余命が縮まっている可能性があるのです。

飼い主にできることは健康管理と動物病院への受診だけなので、最低限の飼育を怠らないよう注意しましょう。

もち
もち

若くて元気に見えても着実に症状は進んでいるよ。

気をつけて!

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