ハムスター飼育を行っている際にトラブルは付きものです。特に飼育を始めたばかりの方は注意点を知らないために大きな事故につながる失敗をしてしまう可能性があります。
例えば、ハムスターの生死に関わる事故として、高い場所からの落下があります。人が立ち上がった状態でハムスターを持ったり、高い場所にケージを設置している場合に驚いたハムスターが急に走り出すことがあり、悲惨な事故は後を絶ちません。
このページでは、ハムスターを高い場所から落下させてしまった人のために、どんな危険があるのか、ハムスターを死なせないための対処法などを紹介します。
ハムスターの落下について

インターネット上で検索すると、ハムスターを高い場所から落下させてしまい心配している方、死なせてしまった方の投稿が多数見受けられます。飼い主の中にはハムスターを高い位置で飼育している方や立ち上がった状態で手に乗せる人もいて、ハムスターを落下させてしまう事故が後をたちません。
ハムスターが非常に高い位置から落下してしまうのには、ハムスターも視力が悪く高さを認識できていない、生存本能のために逃げることを最優先にしているなどの理由があります。
飼育に慣れている方は、ハムスターを高い場所に持っていかないよう気をつけます。しかし、仮に落下してしまった場合どのような問題があるのか確認してみましょう。
ハムスターの落下の危険
ハムスターが高い場所から落下した際には、様々な危険が考えられます。以下の4つは頻繁に報告されている怪我になります。
- 骨折
- 脳震盪
- 内臓へのダメージ
- 死
ハムスターをフローリングなど硬めの床に落下させてしまうと、着地時に手足の骨を痛める可能性があります。ハムスターは体が軽いため骨への負荷は小さいのですが、骨自体が非常に細いため、綺麗に着地したように見えても折れている可能性があります。
また、腹部や頭部から落下した場合には、内臓や脳にダメージを受けることがあります。一見、元気に動いているように見えても体内では回復不可能なダメージを受けているので早急な対処が必要です。
一般に落下の危険性は高さに比例し、高ければ高いほど死の確立が上がります。ただし、低い位置から落下したとしても着地する部位が悪かったり床が硬いとハムスターの生死に関わります。
落下後の対処法
ハムスターを高い位置から落下させてしまうと、死なせてしまう可能性が非常に高くなります。このような事故が起こった際の対処法を確認しておきましょう。
- よく観察する
- 病院に連れて行く
- 事故の原因を取り除く
よく観察する
ハムスターを落下させてしまった場合には、まずは様子を見ましょう。ハムスターが逃げないようであれば、手足に異常がないか確認します。
落下したハムスターが手足を引きずって歩いていたりまっすぐ歩けなくなっている場合には、身体もしくは脳にダメージを受けています。また、落下した場所や逃げた先で生きたまま動かなくなっている場合には内臓に大きなダメージを受けている可能性が高いです。
これらの場合、自然に回復するケースも見られますが、時間の経過と共に弱って死んでしまうこともあります。
病院に連れて行く
ハムスターに異常が見られなくてもすぐに病院に連れて行くようにしましょう。ハムスターを含め、多くの小動物は弱っている姿を見せることで、敵に襲われてしまいます。そのため、死のギリギリまで怪我や病気を隠す癖があります。
ハムスターの様子が変わった頃には既に手遅れで、病院に連れていく前に死んでしまうということが多々あります。落下後には異変が見られなかったとしても念には念を入れて病院に連れて行くことが大切です。
事故の原因を取り除く
病院を受診したら同じ事故が起こらないよう飼育環境を見直したりハムスターとの触れ合い方を変えるようにしましょう。高い位置にハムスターケージを置いている場合は、刑事を開けた際にハムスターが飛び出て落下する可能性があるため床など低い場所に置き換えましょう。
また、ハムスターに触る際には必ず座る、高い位置に登れないよう物を置かないなど心がけることが大切です。ハムスターに部屋んぽをさせている方には、専用のサークルがおすすめです。危険な場所に入ったり登る可能性がなくなるため安心感があります。
ハムスターの部屋んぽについてはこちらの記事をご覧ください。

病院の受診をしてください
このページでは、ハムスターの落下についてその理由や対処法を紹介してきました。落下によってハムスターが受けるダメージの大きさや種類は、条件によって大きく異なります。
骨折、脳震盪、内臓へのダメージ、死など怪我の種類は様々ですが、大切なことは落下した後にしっかりと対処することです。
インターネット上で様々な情報を集めることもできますが、1件1件の事例について詳しく調べる事はできません。ハムスターを死なせたくない場合には、動物病院など専用の受信期間を利用して詳しい診察と適切な処置を受けさせましょう。
このページでも記載しましたが、多くの小動物は死のギリギリまで怪我や病気を隠します。大切なのは症状が現れる前に病院を受診することです。

病院探しが大変だったりお金がかかることもありますが、大切なペットの命を守ってください。
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