ハムスターを飼育していて「部屋の中が臭い」と感じたことはありませんか?
特に夏場は臭いがきつくなりやすく、ハムスターの病気や怪我を疑ってしまう飼い主さんもいることでしょう。
そんな方々のために、このページではハムスター部屋が臭くなる原因や対策、臭いが酷い時の対処法について飼育初心者にも分かりやすく解説しています。
大切なペットの命を守るためにも是非、一読しておいてください。
ハムスター部屋が臭くなる4つの理由とは
ハムスターの部屋が臭くなる原因は様々で、ハムスター自信が臭いを放つケースもあればケージや巣箱などの飼育用品が臭くなるケースもあります。
全ての原因を挙げるのは困難なため、ここではよくある3つの例を紹介します。
ハムスター部屋が臭くなる理由①『ケージ内に排泄物が溜まっているため』
ハムスター部屋が臭くなる理由として最も多いのが、排泄物による臭いの発生です。
犬や猫などのペットに比べ体が小さなハムスターは、その排泄物も非常に少ないです。
しかし、ハムスターの尿には独特な臭いがあり、時間が経つと更に強烈な臭いを放つようになります。
また、5月~9月にかけての温かい時期には細菌が繁殖しやすいため、短時間放置しただけで部屋中が臭くなることがあります。
手軽にできる対策としては、吸収力の優れた床材を十分な量入れて汚れた箇所は適度に掃除することが大切です。
ハムスター部屋が臭くなる理由②『病気に罹っているため』
上記にてハムスターの尿が臭いことを説明しましたが、万が一ハムスターが病気に罹っていると更に強い臭いを放つようになります。
ハムスターが病気に罹る原因としては細菌やウイルス、寄生虫、カビへの感染といった環境起因のものから老化や遺伝など、生物的に避けられないものまで様々です。
排泄物の臭いや色はハムスターの健康をチェックする重要な指標となりますので、飼育部屋の臭いがきついと感じたら健康を損なっていないか確認してください。
ハムスター部屋が臭くなる理由③『餌が腐敗している』
ケージ内に餌が残っていると、それらが腐敗して強烈な臭いを放つことがあります。
ハムスターには餌を隠して貯め込む習性がありますが、衛生的に管理できるほど賢くはありません。
そのため、腐りやすい食べ物であっても長期間保存し、結果的に腐らせてしまうことがあるのです。
腐敗した食べ物は臭いにおいを放つだけでなく、もしハムスターが食べてしまうと病気に罹るリスクがあるため早めに処分しましょう。
ハムスター部屋の臭いを抑える方法
次にハムスター部屋の臭いを抑えるのに役立つ4つの方法を紹介します。
臭いを抑えるだけでなく飼育環境を清潔に保つことにも繋がるので、実践できそうな方法があれば是非取り入れてみてください。
ハムスター部屋の臭いを抑える方法①『ケージ内は定期的に掃除する』
ハムスター部屋の臭い対策として最も重要なのが、ケージ内を定期的に掃除して綺麗な環境を保つことです。
ケージ内に溜まった糞尿は細菌やウイルスの繁殖を促し、ハムスターの健康を損なう原因にもなります。
掃除の頻度は飼育しているハムスターの種類や数によって異なりますが、1匹飼育の場合、簡単な掃除は週に1~2回ほど、床材を入れ替える大掛かりな掃除は月に2~4回ほどを目安としましょう。
もちろん、ケージの臭いや汚れが目立つ時にはその都度掃除を行います。
溜まった尿や給水ボトルの水漏れは細菌繁殖の原因となるので、汚れた床材をこまめに入れ替えるものおすすめです。
ハムスター部屋の臭いを抑える方法②『床材を多く入れてトイレを設置する』
糞尿が原因で部屋の臭いがきつくなっているのであれば、床材を多く入れたりハムスター用のトイレを設置してみてください。
ハムスターの尿は非常に臭いが強いため、吸収力と脱臭力のある素材を入れてあげるだけで臭いを抑えることができます。
特に、ハムスター用トイレはケージ内の湿度上昇を防ぐことができ細菌やカビの繁殖抑制にも効果があります。
トイレの利用は臭い対策におすすめですが、覚えるかどうかはハムスターの種類や個体の性格によります。
なかなか覚えてくれない子も多いので、おしっこの付いた床材をトイレに入れて根気強く教えてあげると良いでしょう。
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ハムスター部屋の臭いを抑える方法③『高温多湿を避ける』
飼育部屋が高温多湿になると細菌やウイルス、カビなどが繁殖し部屋全体が臭くなることがあります。
多湿な空間はハムスターの健康を損ないやすいため、早めに対処しましょう。
具体的な対策しては、梅雨から夏場にかけてはエアコンや除湿器で湿度を下げる、扇風機やサーキュレーターで空気の流れを作るといった方法が有効です。
また、水槽タイプの通気性の悪い飼育ケージを使っている場合には、金網タイプや通気口の多いケージに変えるのがおすすめです。
ハムスターの適温は20℃~25℃、最適な湿度は40%~60%と乾燥には強いです。
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ハムスター部屋の臭いを抑える方法④『日々の健康観察で病気を早期発見する』
ハムスターが病気に感染すると、尿の臭いがきつくなったり餌の食べ残しが多くなったりと、部屋が臭くなる原因となります。
そのため、健康チェックを習慣化して病気を早期発見、治療することが大切です。
日々の健康チェックで確認する項目は以下の通りです。
- 毛並みは綺麗で艶があるか
- 目やにが付いていないか
- 糞尿の色、臭いに異常はないか
- 活動量、餌の減りに変化はないか
- 歯や爪が伸びすぎていないか
他にも気になる点があれば、上記の項目に加えて確認してあげてください。
ハムスター部屋が酷く臭う時は動物病院へ
ハムスター部屋が異様に臭い時には、病気に罹っている可能性を考慮し動物病院を受診しましょう。
異臭の発生源が怪我や腫瘍であれば自宅でも判別可能ですが、寄生虫やウイルス感染、内臓疾患といった病気は個人での判別が難しいです。
症状によっては発症後すぐに命を落とすこともあるため「いつもと違うかな?」と感じたら早めに動物病院を受診することが大切です。
動物病院を受診すべきか迷った場合には、とりあえず電話をかけてみるのもおすすめです。
病院によっては「受診が必要か」「診察可能か」など教えて貰えることがあります。
また、ハムスターを診察できない病院もあるので、万が一に備えて最寄りの動物病院を確認してくことも大切です。
ハムスター部屋が臭い時の対策まとめ
このページでは、ハムスター部屋が臭くなる原因と対処法について飼育初心者にも分かりやすく解説しました。
ハムスター部屋が臭くなる原因としては、排泄物や食べ物の腐敗、ケージの汚れなどが考えられます。
これらの対策として、定期的な掃除や適切な温度管理が有効です。
また、病気やウイルス感染、内臓系の疾患など自宅では判別できない原因もありますので、必要になる動物病院を受診しましょう。
ハムスターは非常にデリケートで病気に罹りやすいため普段から健康チェックを行い、緊急時に相談できる連絡先も準備しておいてください。
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