ハムスターを観察している際に毛並みの変化やケージ内の抜け毛を発見したことはありませんか？
もしかすると、その抜け毛は季節的なものかもしれません。
この体毛の生え変わりは定期的に訪れるので、時期を知っておくと病気との区別が付きます。
当記事では、ハムスターの体毛が生え変わる時期や抜け毛の見つけ方、病気が疑われるケースについて解説しています。
ハムほしでは収益＋自費でハムスターの引取、病院受診等の活動を行っています。必要な飼育用品がありましたら、当サイト経由でAmazonへ移動、もしくはご購入頂けますと幸いです。（2025年度実績：引取12匹、通院8匹）
ハムほしでも愛用しているニッパイのハムスターフードは、600gも入って500円程と他社のペレットに比べて圧倒的に安いです。
ハムスターの食いつきも良く、ペットショップやブリーダーでも使用されている人気商品なので「ペレット代が高い」と感じている方はお試しください！
↓購入はAmazonがお得です↓
ハムスターの抜け毛が増える時期とは？
ハムスターには『換毛期』と呼ばれる体毛が生え変わる時期があります。
この換毛期を経て、春〜夏にかけて夏毛へと秋〜冬にかけて冬毛へと年2回ほどの周期で生え変わるのです。
それぞれの毛並みの特徴と役割を確認しましょう。
・ハムスターの夏毛の特徴
夏毛の特徴としては短めで色が濃い、毛の量もそれほど多くない点が挙げられます。
暑く湿度の高い時期でも効率よく体温を逃がせるよう、通気性と放熱に優れた毛並みになるのです。
・ハムスターの冬毛の特徴
一方、冬毛は毛の長さが長くて色が白め、毛の量は夏毛と同等かそれ以上となります。
冬毛は寒い時期を乗り切るために、保温性に優れています。
毛の色は遺伝によって変わるから必ずしも夏が濃い色、冬が薄い色とは限らないよ！
ハムスターの抜け毛を確認する方法
ハムスターの毛は非常に細く短いため、見つけるのは容易ではありません。
しかし、以下の方法であれば少ない抜け毛でも簡単に確認できます。
- ホイール、巣箱を拭く
- ブラッシングする
抜け毛を確認する方法①『ホイール、巣箱を拭く』
ハムスターが使用しているホイール（回し車）や巣箱をウェットティッシュなどで拭いてみると、抜け毛を確認することができます。
巣箱やホイール以外でも、普段使用している飼育用品であれば抜け毛のチェックが可能です。
季節の変わり目など気温が変わる時期は抜け毛が増えてケージが汚れやすくなるので、頻繁に確認してください。
＼ペット用ウェットシートがおすすめ／
抜け毛を確認する方法②『ブラッシングする』
ハムスターの抜け毛を確認する方法にブラッシングがあります。
ブラッシングを嫌がる子も多いので簡単ではありませんが、無駄な毛や汚れを落とすことができるため綺麗な毛並みが保てます。
おやつで気を紛らわせたり安心させてからブラッシングするのがコツです。
＼小動物用のブラシはこちら／
ハムスターにとって危険な脱毛症状とは
上記で説明した通り、ハムスターには換毛期があるため気温が変わる時期の抜け毛は心配ありません。
しかし、怪我や病気、老化による脱毛には注意が必要です。
本来、ハムスターの体毛には体温を保つ役割のほかに怪我や病気、直射日光から皮膚を守る役割があるので、これが脱毛により保護されないと、体温管理が上手にできなかったり皮膚病に感染したりと様々な危険に晒されてしまうのです。
次はリスクの高い抜け毛について、3つケースを確認しましょう。
- 細菌、カビの感染による脱毛
- アレルギーによる脱毛
- ストレス由来の脱毛
ハムスターの危険な脱毛①『細菌、カビの感染による脱毛』
ハムスターが細菌や真菌、カビ、寄生虫に感染することで体毛が正常に生えなくなることがあります。
これらの感染症にかかると活動量や食事量の減少、下痢といった症状が見られます。
また、症状が進行すると命を落とす危険があります。
カビや細菌類は湿度の高い時期に繁殖しやすいため、定期的に掃除をする、湿気の少ない場所にケージを置くなどの対策が有効です。
ハムスターの危険な脱毛②『アレルギーによる脱毛』
ハムスターが床材やフードにアレルギーを持っていると、抜け毛や皮膚の腫れ、咳といった症状が見られることがあります。
よくあるアレルギーの例としては、ウッドチップや牧草の床材、おやつのナッツ類などがあります。
部分的に毛が抜けていたり、咳をしているようであればアレルギーの可能性が高いので床材を紙に変えたりおやつを控えるなど試してみてください。
また、アレルゲンが特定できない時には動物病院を受診することが大切です。
ハムスターの危険な脱毛③『ストレス由来の脱毛』
ハムスターが強いストレスを感じていると、毛が抜けたり自分で抜いてハゲてしまう事があります。
ストレス性の脱毛が見られる場合、飼育条件に問題がありハムスターにとって生きづらい環境になっている可能性が高いです。
理想的な飼育環境は以下の通りです。
- 室温は20℃〜25℃ほど
- 湿度は40%〜60%ほど
- こまめな掃除
- 十分な量の餌
- 新鮮な水
- 風や直射日光を避けた静かな場所
- 警戒心の強い子に触り過ぎない
これらは病気や怪我を防ぎ、ハムスターを長生きさせるのにも役立つのでぜひ覚えておいてください。
ハムスターの抜け毛についてまとめ
このページではハムスターの抜け毛が見られる時期や危険な脱毛症状について解説しました。
・ハムスターの毛が抜ける時期
ハムスターには換毛期があり春〜夏には短い夏毛へと、秋〜冬には長い冬毛へと生え変わります。
この時期は抜け毛が多くなるので、ケージ内で毛を見つけても心配する必要はありません。
・ハムスターの危険な脱毛とは
ハムスターには換毛期の他、ストレスや怪我、病気により抜け毛が見られることがあります。
ある日から突然抜け毛が増えた、部分的にハゲているといったケースでは皮膚や毛にトラブルが生じている可能性が高いです。
ハムスターの毛量や毛並み、艶は健康状態を表すサインとなるので、よく観察してあげてください。
是非コメントを残していってください！
初めまして。
生後10ヶ月になるパールドワーフハムスター(ジャンガリアン)を飼育している者です。
最近人間の服に毛が付いたりケージの床に毛が落ちてたりするのですが、どこにもハゲは見当たりません。
ただの換毛期でしょうか？
現在6月なので換毛期かな？と思って調べたところこちらの記事を拝見したのでコメントしてみました。