ハムスターを飼育している方の中には「回し車がうるさくて眠れない」「キーキーと高い音がして耳が痛い」など、回し車の不快な音で悩んでいる人もいるでしょう。
ハムスターは夜行性の生き物なので、人が寝ている時間帯に動き出します。
では、うるさい回し車を静かにさせるには、どうすれば良いのでしょうか?
このページでは、回し車がうるさい理由や対策、おすすめのホイールについて解説しています。
ハムスターの回し車がうるさい理由
ハムスターの回し車がうるさく感じるのには、いくつかの理由があります。
・ハムスターが夜行性のため
まず、ハムスターが夜行性であることが関係しています。
夜行性の生き物は夕方から明け方にかけて活動が活発化するのですが、これが人の寝ている時間と重なるためにうるさく感じるのです。
夜間に回し車がうるさくて眠れないと悩む飼い主は少なくありません。
・回転部の摩擦が大きい
回し車は500円~3000円と様々な価格帯で販売されていますが、あまりも安い商品は回転部分がプラスチックで作られています。
そのため、プラスチック同士が擦れ合ってキーキーといった音が鳴ることがあります。
また、回転部分がピッタリはまっていない場合、ハムスターが走るとともに回し車が動いてガタガタとうるさい音が鳴ってしまいます。
ハムスターの回し車がうるさい時の対処法
次にハムスターの回し車がうるさい時の対処法とそれぞれ注意点をご紹介します。
回し車がうるさい時には以下の4つから実践できそうな方法を試してみてください。
回し車がうるさい時の対処法①『回転部分に油を塗る』
ハムスターの回し車がうるさい時の対処法として、回し車の回転部分に油を塗る方法があります。
油を薄く塗ることで回転部分の摩擦を減らしスムーズに回転できるようになります。
回し車に油を塗る時の注意としては、サラダ油などハムスターが口にしても問題のないものを使用することです。
強いにおいがしたり、ハムスターが口にした際に害になる油は使わないようにしましょう。
また、回し車の形によっては油が垂れるとハムスターの背中についてしまうことがあるので、ティッシュやキッチンペーパーを使って薄く塗るようにしましょう。
体重のある子ではホイール自体が揺れて音がするため、この方法では解決できないことがあります。
回し車がうるさい時の対処法②『サイレントホイールを使用する』
回し車がうるさい時の対処法として2つ目にサイレントホイールを使用する方法があります。
サイレントホイールには、ベアリング構造が採用されておりリング同士の摩擦が小さくなるよう設計されています。
体重のあるハムスターが走っていてもほとんど音がしないので、ハムスターと同じ部屋で生活しても気になりません。
サイレントホイールを使用する際には、壁にしっかり固定したり壁から離れた場所に設置しましょう。
中途半端な位置に設置するとハムスターが走った時の振動で回し車が壁にぶつかり、うるさくなることがあります。
\おすすめのサイレントホイールはこちら/
もち達が使っている回し車は全てサイレントホイールにしています。同じ部屋で生活していますが、夜も静かで気になりません。
回し車がうるさい時の対処法③『ハムスターサークルを使用する』
回し車がうるさい時の対処法として、ハムスター用のサークルを使用して自由に過ごさせる方法があります。
小さなケージはハムスターにとって運動不足に陥りやすい環境です。
そのため、サークルを使用して広い空間に出してあげれば自由に動き回ることができます。
ただし、ハムスター用のサークルは普段から活動量の多い個体におすすめの方法であり、普段から活動量の少ない個体ではサークルの隅で動かないこともあります。
また、20℃を下回る寒い部屋ではハムスターが疑似冬眠を起こす可能性があるためおすすめできません。
\ハムスター用サークルはこちら/
回し車がうるさい時の対処法④『回し車を外してしまう』
回し車がうるさい時の対処法として4つ目に回し車を外してしまう方法があります。
この方法はハムスターのストレスや運動不足に繋がりかねないので、どうしても寝れない時のみにして早めに対策を行いましょう。
うるさい音は解消されて人間的には快適な空間が作られますが、ハムスターとしては自由な環境を奪われることになります。
飼い主の都合でハムスターに不自由な生活を強いることがないよう、早めにサイレントホイールを準備してあげましょう。
回し車がうるさい時にはサイレントホイールを設置しよう
このページでは、ハムスターの回し車がうるさい原因や対処法、おすすめのホイールを紹介してきました。
「回し車がうるさい」という悩みはハムスターを飼育するうえでよくあることです。
回し車の音がうるさく感じるのはハムスターが夜行性であること、回転部分の摩擦が大きくキーキーとした高い音が鳴ってしまうためです。
対策として油を使ったり回し車を外す方法がありますが、これらは一時的な対処法でしかありません。
サークルで放しておく方法も暖かい時期に限られるため、早めにサイレントホイールを設置しましょう。
是非コメントを残していってください!