ハムスター飼育経験の浅い方、これからハムスターを飼おうとしている方はハムスターの夏場の飼い方をご存知でしょうか?
ハムスターの飼育は温度管理が大切になります。適温とされる20~26℃を保ち、快適な環境を提供し続ける必要があるのです。飼育経験が浅く、夏場の飼い方を知らない方は、熱中症にさせないためにも知識を身に付けておく必要があります。
このページでは、ハムスターの夏場の飼い方をご紹介します。熱中症やカビ、細菌などそれぞれの問題に対する対処方法を分かりやすく解説しています。
ハムスターは夏の飼育が大変

夏場はハムスターの飼い方に注意が必要な季節とされています。では、どうして夏の飼育が難しいと言われるのか、夏に注意すべきことを確認しておきましょう。
- 熱中症
- カビ
- 細菌の繁殖
夏は昼間の気温が上がるため、ハムスターが熱中症になる可能性が格段に上がります。適温が26℃までとされているのに対して、室内の温度が30℃を超えてしまえばハムスターが快適に過ごすのは難しいでしょう。
また、梅雨の時期には湿度の高い日が続くためケージ内はカビや細菌が繁殖しやすい環境になります。ハムスターが病気にかからないよう風通しを良くしたり頻繁に床材を取り換える必要があるのです。
ハムスターの熱中症対策
夏場のハムスターの飼い方として気を付けたい1つ目が、ハムスターの熱中症です。ハムスターは体の小さな生き物であるため人間に比べて体温調節がうまくできません。温度の高い環境に数時間晒されるだけで熱中症になってしまうのです。
ハムスターが熱中症になると、食欲がなくなってぐったりします。最悪の場合、命を落とすことになるので注意が必要です。
まずはハムスターの熱中症を防ぐために有効な飼い方を紹介します。熱中症を防ぐための飼い方は以下の3つです。
- エアコンのある部屋で飼う
- ひんやりプレートを使う
- 床材をなくす
夏場の飼い方 その1『エアコンのある部屋で飼う』
夏場のハムスターの飼い方として最も理想的なのが、エアコンを使い続ける方法です。昼間はエアコンを25~28℃に設定しておくことでハムスターの熱中症を防ぐことができます。
ただし、エアコンの風がハムスターに直接当たらないよう気を付けましょう。また、6~9月の間エアコンを使い続けると電気料金がかさみます。複数のハムスターを飼育している人であればエアコンの使用が効率的ですが、1匹しか飼育していない人はその他の方法が良いでしょう。

我が家は完全にエアコンです。
快適な環境で夏場でも食欲旺盛です!
夏場の飼い方 その2『ひんやりプレートを使う』
電気代などの問題で極力エアコンを使いたくない方は、ハムスター用のひんやりプレートを使用しましょう。ひんやりプレートは熱伝導率の良い素材で作られており、ハムスターの熱を放出してくれます。30℃近い部屋でもひんやりプレートがあれば乗り切れることがあるようです。
ハムスター用の小さい物であれば300~500円で購入できます。飼い方や環境に不安を感じている方は購入しておくと良いでしょう。
夏場の飼い方 その3『床材をなくす』
ハムスターの夏場の飼い方として床材をなくして飼う方法があります。ケージに新聞などの紙を敷き、その上にホイールやハムスターのおうちなど飼育用品を設置します。通気性が良く、熱を貯めにくいので熱中症対策に繋がります。
ただし、床材のない環境でハムスターが高い位置から落下すると怪我をする恐れがあります。高さのある物の設置や登りやすいケージの使用は極力控えましょう。
ハムスターのカビ、細菌対策
次に夏場のハムスターの飼い方として注意したいのが、ハムスターの病気です。夏は温度が高くなるうえに梅雨などの影響で他の季節に比べて湿度が高くなります。カビや細菌が繁殖しやすく、ハムスターが病気になる可能性が高いのです。
ここからは、ハムスター用ケージのカビ、細菌の繁殖を防ぐ飼い方を紹介します。カビ、細菌の繁殖を防ぐための飼い方は以下の5つです
- エアコンのある部屋で飼う
- 風通しの良い場所で飼う
- トイレを設置する
- 床材を頻繁に変える(なくす)
夏場の飼い方 その4『風通しの良い場所で飼う』
エアコンで室内の湿度を管理すればカビや細菌の繁殖を防ぐことができます。しかし、電気代などの問題でエアコンを極力使いたくない方は風通しの良い場所にケージを設置し、ケージ内の湿度が上がらないようにしましょう。扇風機の近くに置くことでケージに風を送ることもできます。
ハムスターは日の光に弱い生き物なので、ケージを窓の近くに置く際には直射日光が当たらないよう注意してください。
夏場の飼い方 その5『トイレを設置する』
ケージ内の湿度を一定に保つ飼い方にハムスター用トイレの使用があります。ハムスター用のトイレを設置することで、トイレ砂がハムスターの尿を吸収してケージ内の湿度を上がりにくくしてくれます。
ハムスターの中にはトイレを気に入る個体もいて、トイレの中で砂遊びをしたり寝ている様子を見ることができます。トイレは500円程度、トイレ砂は大袋で1,000円前後で購入できるので、飼い方に不安がある方は用意しておくと良いでしょう。
夏場の飼い方 その6『床材を頻繁に変える(なくす)』
床材は水分を吸う性質を持っていますが、それが原因でケージ内の湿度が上がることがあります。カビや細菌の繁殖場所となる床材は頻繁に変えるようにしましょう。ハムスター飼育が初めての方、飼い方に自信のない方は他の時期の2倍の頻度で掃除すると安心です。
また、床材を使用しない環境で飼育する方法もおすすめです。床材がないためケージ内の湿度が上がりにくく、通気性も良くなります。
夏場の飼い方は難しい
このページでは、夏にハムスターの飼育が難しいとされる理由やおすすめの飼い方、注意点を紹介しました。冬場はヒーターを設置しておけば良いのに対し、夏場はエアコンを使用したり、床材を頻繁に変えたりと湿度管理を徹底する必要があります。
昼間にエアコンを付けておけない場合、その他の方法も実践できない場合にはハムスターを死なせてしまう可能性が高まります。現段階でハムスターの飼育を検討している方は夏場の購入は控える、既に飼育している人は冷房やひんやりプレートなどを購入するなどの対策を行いましょう。
ハムスターは非常に弱い生き物で、適さない環境にさらせば僅かな時間で死んでしまいます。暑い時期が来る前にハムスターにとって快適な環境を用意してくだい。
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