ハムスターを飼育していると、普段と違った行動で困惑させられることがよくあります。
例えば、あなたの飼育しているハムスターが突然巣箱の外で寝ていたらどのように感じるでしょうか?
多くの飼い主はハムスターの体に何かしらの変化があったのだと思い心配することでしょう。
そんな方々のためにこのページでは、ハムスターが巣箱の外で寝る理由や問題がある時の対処法をご紹介します。
ハムスターが巣箱の外で寝るのは珍しいこと?
飼育しているハムスターが巣箱の外で寝ている姿を目にした方もいるのではないでしょうか。
ハムスターは本来、自然界において弱い立場の生き物であり、睡眠や食事などスキのできる行動は安心できる場所でおこないます。
そのため、安心できる巣箱から出て眠る行為は異常でもあるのです。
性格によっては全く隠れる気のない子もいますが、そういった個体は多くなく、大抵の場合は何かしらの行動原理があります。
巣箱の外で寝るという行為はどういった理由に基づいているのか確認しておきましょう。
ハムスターが巣箱の外で寝る理由・対処法5選
ハムスターが巣箱の外で寝るのにはいくつかの理由があるとされています。
その理由とともに対処法を紹介します。
ハムスターが巣箱の外で寝る理由①『巣箱の中が暑い』
ハムスターが巣箱の外で寝る理由の1つに温度があります。
ハムスターは温度が高くなると巣箱の外で生活する時間が増えます。暑い時期に暑さ対策を行っていないとハムスターが少しでも涼しい空気を求めて巣箱の外で寝ることがあります。
この行為はハムスターからのSOSであり、体調崩しかねないためできるだけ早く対処しましょう。
ハムスターが熱中症になると、食欲がなくなったりぐったりしてしまい、場合によっては命を落とすことがあります。
熱伝導性の高い金属プレートを使用したりエアコンをこまめにつけるなどしてケージの温度が上がりすぎないよう注意しましょう。
ハムスターが巣箱の外で寝る理由②『巣箱の中が汚い』
ハムスターが巣箱の外で寝る2つ目の理由として、巣箱の中が汚れている場合があります。
巣箱の中にフンが溜まっていたり、尿によって湿度が高くなっているとハムスターが嫌がって巣箱を使わなくなることがあります。巣箱も定期的に掃除するよう心がけましょう。
また、ハムスター用の巣箱を購入する際には、湿度が上がりにくい木製のものがおすすめです。
通気性が良ければ陶器製のものでも良いのですが、プラスチックはあまりおすすめできません。
ハムスターが巣箱の外で寝る理由③『巣箱に敵が入っている』
ハムスターが巣箱の外で寝る3つ目の理由として、巣箱の中に敵とみなした個体が入っている場合があります。
これは、多頭飼いをしているハムスターにしばしば見られる現象で、普段は仲良くしていたハムスターが急に相手を敵とみなして警戒することがあります。
妊娠したハムスターによく見られる兆候ですが、その他のハムスターでも起こりうる現象です。
ハムスター同士が警戒し合っているようでしたら別の巣箱を用意したりケージを分けて飼育しましょう。
筆者が飼育しているもちとちょこも以前は一緒の巣箱で寝ていました。しかし、ある日を境にもちがちょこを威嚇するようになり、追い出されたチョコは巣箱の外で寝ていました。現在は別々の衣装ケースで飼育しています。
ハムスターが巣箱の外で寝る理由④『新しい巣を作った場合』
ハムスターが巣箱の外で寝る4つ目のケースとして、新しい巣を作った場合があります。
これは、床材を多く使用した飼育方法に見られる現象で、とりわけ心配する事はありません。
ハムスターは床材を掘ることで新しい巣を作ることがあります。普段使用している巣箱が気に入らなくなった時、ハムスターは新しい巣を作る習性があります。
ハムスターに決まった巣箱を使用してもらいたいときには、頻繁に巣箱をいじったり巣箱に人間の匂いを付けないよう気をつけましょう。
ハムスターが巣箱の外で寝る理由⑤『ケージの中で安心している』
ハムスターが巣箱の外で寝る理由の5つ目にハムスターの安心があります。
飼育環境に慣れ、飼い主に警戒心を抱いていない場合に巣箱の外で寝ることがあります。
こちらは、ハムスターにとってストレスのない飼育環境を提供できている印なのでとりわけ心配する必要はありません。
ただし、ハムスターは本来警戒心が非常に強い生き物であるため、警戒心を完全に解く事はほとんどありません。普段から飼い主を警戒している個体が、安心感を理由に巣箱の外で寝る事はほとんどないでしょう。
ハムスターが巣箱の外で寝ていたら
ハムスターが巣箱の外で寝ているのには、様々な理由があります。
人間を信用していたり新しい巣を見つけている場合には心配する必要はありませんが、暑さや敵となるハムスターが原因の場合にはすぐに対処をしましょう。
ハムスターの暑さ対策を行う際には、急に部屋の温度を下げないよう注意してください。
ハムスターが寝ているときにエアコンをつけて室温を一気に下げてしまうと、今度はハムスターの体温が下がりすぎてしまい体調崩す原因となります。
適温とされている20度から25度の間を保ち、高温の場合には徐々に温度を下げていくよう心がけてください。
ハムちゃんの様子を見て対処してあげてね!
是非コメントを残していってください!
普段ハムスターが寝ない所で寝ている時は何か異常ですか?
コメントありがとうございます。
掃除をした後や気温が変化する頃など、変化があるといつもと違う場所で寝やすいです。
珍しい事ではありませんので、異常とは言えないと思います。
キンクマハムスターを飼っているのですが高い所で頭から落ちたりするのですが大丈夫でしょうか…?
コメントありがとうございます。
高い所とは具体的には何センチ、何メートルほどでしょうか?
また、落下した個所は固いフローリングなどでしょうか?
詳細を教えていただけますと幸いです。
大体3センチぐらいです。
床はあまり硬くありません
ありがとうございます。
3センチ程度であればほとんど問題ないです。
ただ、繰り返し落ちていると心配があるので、ケージを登れない水槽やアクリル製にするのがおすすめです。
お迎えしたときから赤ちゃんキンクマくんはノラ寝してました(^^; 巣箱を買い忘れてすぐに陶器の巣箱を買いにいきましたが見向きもされなくて。
今ではケージの隅っこに大量のキッチンペーパーを集めて潜って寝ています。
巣箱にもキッチンペーパーを詰め込んでいますがお部屋として巣箱を使ってくれません(>_<)
ペットショップでもノラ寝してたので巣箱は好きではないなこなんでしょうか?新しいものを買っても使ってくれない可能性はたかいでしょうか(^^;)
コメントありがとうございます。
巣箱はハムちゃんの体に対して大きすぎてはいませんか?
大きめの巣箱だと使ってくれない子もいるので少し狭めのものを選ぶと良いかもしれません。
また、ハムスターが安心できるよう巣箱にはハムちゃん自身の匂いをつけてあげてください。
飼い主さんの匂いが付かないよう気をつけながら床材を擦り付けると良いと思います。
ただ、どうしても巣箱を使ってくれない子もいるので、上の方法を試しても必ず使うようになるとは言えないです。
今日、突然巣箱を使わなくなりました。
昨日までは、巣箱を掃除しても新しく綿を詰め直し、巣箱で寝てくれてました。
今日は、いつもなら寝てる時間であろう昼間でも巣箱には入らず、使わなくなったトイレの中でウトウトしてます。
これは、なぜでしょう?
それと、いつも使ってたトイレを急に使わなくなり、ケージの奥でトイレをするようになり、そこに簡易的なトイレを置いて、今の所その簡易的なトイレでオシッコをしてます。
それも、なぜでしょうか?
よろしくお願いいたします。
飼ったばかりなんですが、巣箱じゃなくて、回し車の裏で寝てます。しかも仰向け、、だいたいの温度は22℃なんですけどこれって暑いんでしょうか??ちなみにケージの下にヒーター?のシートを置いてます。(ハムスターがいるとこ)暑いならどきますか?
コメントありがとうございます。
室温22℃はハムスターの適温ですので、1日を通して温度が安定していればヒーターは不要です。
今回も暑さから寝る場所を変えている可能性があります。
ヒーターをなくすか、小型の物に変えてケージの一部だけ温める事をお勧めします。
昨日から新しいゴールデンハムスターをお出迎えしました。今朝になって様子をみたら巣箱を使わずケージの隅で丸まってこっそり寝てます。ケージ内の温度は25℃前後、湿度は60〜65度くらいです。ペットショップで巣箱がないような生活でしたのでそのうち使ってくれるだろうって思ってるんですがどうでしょうか?
とても参考になりました(^^)私の飼っている子は床材で新しい巣を作ってます!
昨日ジャンガリアンちゃんをお出迎えしました。昨日までは巣箱で寝ていたのですが、急にお風呂の横のすみっこで寝るようになりました。
何か体に異常があるのでしょうか
体温計的な物は買うのを忘れていました。