ハムスターはベランダで飼える?5つの注意点、安全に飼育するコツを解説

アイキャッチ画像『ハムスターをベランダで飼う時の注意点』ハムスターを飼う

これからハムスター飼育を始める飼い主の中には「ベランダで飼いたい」と考えている方もいるようです。

一言にベランダと言っても家庭により環境が大きく異なります。

では、ハムスターはどのような環境で飼育するのが良いのでしょうか?

このページでは「ハムスターをベランダで飼育できるのか」という疑問をテーマに、ハムスターの飼育環境や注意点について解説しています。

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ハムスター飼育に好ましい環境とは?

ケージに入ったキンクマハムスター

まずはハムスターの飼育環境として好ましい条件を紹介します。

ハムスターは非常にデリケートな生き物なので、下記の条件を満たしていないとベランダで飼うのは難しくなります。

  • 温度は20℃〜25℃程度で安定している
  • 湿度は40%〜60%で多湿にならないこと
  • 直射日光が当たらない程よい明るさ
  • 風通しの良い静かな場所
  • 他の動物の危険がないこと
  • 脱走経路がないこと

以上6つのポイントを考えると、ベランダでのハムスター飼育はかなり難しいです。

ただし、ベランダを室内化していたりサンルームがあるなど、飼育に適しているお宅もあるでしょう。

そんな方のために飼育のリスクや注意点を紹介します。

ハムスターをベランダで飼育するリスク

おやつを食べるホワイトハムスター

ハムスターをベランダで飼育するリスクは様々ですが、ここでは温度と脱走、病気について解説します。

ハムスターをベランダで飼育するリスク
  1. 温度による死亡のリスク
  2. 脱走による怪我や死亡
  3. 病気にかかりやすい

ベランダ飼育の危険①『温度による死亡リスク』

ハムスター飼育において温度管理は重要です。

20℃~25℃程度が適温とされるハムスターは、室温が30℃付近まで上昇すると熱中症、10℃近くまで低下すると疑似冬眠のリスクがあります。

『疑似冬眠』とはハムスターが寒い冬を乗り切るために仮死状態になることです。

ただし、ハムスターは野生の生き物と異なり疑似冬眠を必須としていないため、うまく冬眠から起きることができず命を落とすケースが少なくありません。

ベランダ飼育の危険②『脱走による怪我や死亡』

万が一、ハムスターがケージから脱走してしまうと、狭い隙間を通って外に逃げてしまいます。

ハムスターが脱走すると、天敵に襲われたり不衛生な物を摂取して命を落とす可能性があります。

ハムスターは長期に渡って人間に飼育されてきた生き物のため、猫やカラスに襲われたり体調を崩すと生き残るのは難しくなります。

また、集合住宅の場合は隣家に入り込みトラブルになることもあるでしょう。

ベランダ飼育の危険③『病気にかかりやすい』

ハムスターをベランダで飼うのであれば、病気のリスクにも気を付けなければなりません。

ケージを外に置くと虫が卵を産んだりウイルス、カビが繁殖してハムスターが体調を崩す原因となります。

ハムスターは長期間ペットとして飼われてきた生き物のため、病気や怪我に弱く短期間で症状が進行することも少なくありません。

ハムスターをベランダで飼う時の注意点

お留守番中に脱走するハムスター

温度変化や明るさ、匂いに配慮が必要なハムスターは、ベランダでの飼育には向いていません。

ベランダで飼う場合には、以下の点に注意してください。

ハムスターをベランダで飼うには
  1. 脱走できないケージを使う
  2. 温度・湿度管理を徹底する
  3. 直射日光を当てない
  4. 静かで安心できる場所にする
  5. 衛生的な飼育環境を保つ

ベランダ飼育の注意点①『脱走できないケージを使う』

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ハムスターをベランダで飼うのであれば、脱走対策を万全にする必要があります。

脱走できないケージを使用し、万が一逃げてしまっても外へ行かないようベランダの隙間を塞ぎます。

また、ベランダにはハムスターにとって危険となる食べ物や物質を置かないよう注意しましょう。

もし外へ逃げてしまうと捕まえるのはかなり難しいです。

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ベランダ飼育の注意点②『温度・湿度管理を徹底する』

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ハムスターのベランダ飼育で特に気をつけたいのが、温度・湿度の管理です。

動物の体温管理には体積と表面積の割合が関係しているのですが、体の小さなハムスターは大型の生き物に比べて外気に左右されやすいです。

そのため、1日を通して適切な温度、湿度が保たれているか確認する必要があります。

ハムスター飼育を始める前にSwitchBotの温湿度計など、スマホ連動型の温度計を使って1日の温度変化をチェックしてみてください。

また、夏・冬はエアコンの効いた室内に移動してください。

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ベランダ飼育の注意点③『直射日光を当てない』

ハムスターは長時間に渡って陽の光に当てられると皮膚病のリスクが高まってしまいます。

皮膚病に罹ると病気のリスクが高まるため、飼育ケージは直射日光の当たらない場所に置く必要があります。

もし、ベランダが直射日光の入る構造をしているのであれば、物影作ったり遮光カーテン、タオル類を使って日陰を作ってください。

ベランダ飼育の注意点④『静かで安心できる場所にする』

臆病なハムスターは突然の音や光、慣れない匂いにストレスを感じるため、できるだけケージは静かな場所に設置しましょう。

ストレスの感じ方には個体差がありますが、臆病な子だとあらゆる刺激に反応して、フリーズや食欲不振、巣に籠るといったストレス反応を見せてしまいます。

ベランダが静かな環境であれば問題ありませんが、道路に面している、近くにうるさいペットがいる時には室内飼育に変えることをお勧めします。

ベランダ飼育の注意点⑤『衛生的な飼育環境を保つ』

ハムスターをベランダで飼育する時には、衛生面に配慮してハムスターを病気や寄生虫のリスクから守りましょう。

虫の侵入を防ぐためケージに防虫ネットを張ったり、カビやウイルスの繁殖を抑えるために風通しの良い場所にケージを置くなどの工夫が効果的です。

また、湿度の高い日には室内に入れる、室内飼育の場合よりも掃除の頻度を増やすといった対策も必要になるでしょう。

ハムスターは安全な室内飼育がおすすめ

こたつに入るキンクマハムスター

このページでは「ハムスターはベランダで飼えるの?」という疑問を深掘りし、ハムスター飼育に適した環境やベランダ飼育での注意点を紹介しました。

ハムスター飼育で特に注意すべきポイントは、適温で清潔な飼育環境を保つ事です。

ベランダは温度変化が激しく、虫やウイルスが侵入しやすい、カビが繁殖しやすいなど多くのリスクがあります。

ハムスターが弱いことを考えると極力室内飼育がおすすめです。

しかし、どうしてもベランダでしか飼えないという場合には、しっかりと準備を行いハムスターにとって快適な環境を作ってあげましょう。

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