ハムスターの飼育で難しいのが、栄養管理です。
すぐに下痢や肥満になってしまうので与える食べ物には注意が必要です。
では、ハムスターにアーモンドを与えても良いのでしょうか?
このページでは、ハムスターにアーモンドを与えて大丈夫なのか、ハムスターの体に与える影響と食べさせて良い量をご紹介します。
ハムスターにアーモンドを与えて良い?
まずはハムスターにアーモンドを与えて良いのか確認しておきましょう。
適切なアーモンドの摂取はハムスターにとって良いとされています。
アーモンドは非常に栄養価の高い食べ物であり、冬場や痩せたハムスターに与えることで脂肪を蓄えさせることができます。
ただし、アーモンドで摂れる栄養はペレットなど他の餌で補うことができるため、与えなかったとしても問題はありません。
アーモンドに含まれる栄養素
アーモンドには、主に以下の栄養素が含まれます。
- 脂質
- 植物性タンパク質
- ビタミン
- ミネラル
- 食物繊維
この他にも、アーモンドには鉄やタンパク質も含まれます。
ハムスターのエネルギーや健康管理に繋がる食品であり、ハムスターにとって害となる栄養がほとんど含まれていないために与えてよいとされます。
ハムスターにアーモンドを与えるメリット・デメリット
アーモンドがハムスターの体に与える影響を確認しておきましょう。
- ハムスターにアーモンドを与えるメリット
適量のアーモンドであればハムスターに悪影響を及ぼすことはありません。
アーモンドの脂質は体温維持や怪我の予防に繋がるだけでなく、運動量の多いハムスターにとって貴重なエネルギー源となります。
また、ビタミンやミネラルはハムス源ーの健康を保つために欠かせない栄養素です。
- ハムスターにアーモンドを与えるデメリット
ハムスターにとって重要な栄養を含むアーモンドですが、脂質が多いといったデメリットもあります。
例えば、アーモンドに含まれる栄養の50%以上が脂質のため与えすぎると肥満の原因になってしまいます。
また、食物繊維が多く含まれているので食べ過ぎは下痢に繋がります。
ハムスターのフンが柔らかかった際には与える量を減らしましょう。
アーモンドの与え方・注意点
ここからはハムスターにアーモンドを与える方法と与える際の注意点をご紹介します。
以下の3つに注意して適切な量を食べさせるようにしましょう。
- 砕いて少量をあげる
- 食塩を使用していない物を与える
- 与えすぎには注意する
アーモンドは砕いて少量をあげる
ハムスターにアーモンドを与える際には、ハムスターの頬袋に入る大きさに砕いて少量を与えましょう。
アーモンドが大きすぎると頬袋に入れた際に頬内側を傷つける可能性があるので、普段与えているペレットと同等のサイズまで砕いください。
また、与える量はハムスターの種類やサイズに合わせて1~3グラム程度に抑えましょう。
食塩無添加のアーモンドのみ与える
アーモンドは食塩を使用していないペット用の物を与える必要があります。
味付きアーモンドはもちろんのこと、減塩の物であっても動物にとっては塩分量が多いので与えてはいけません。
また上記で説明した通り、アーモンドは栄養素の半分が脂質の食べ物なので与えすぎると肥満の原因になります。
下痢などの問題もあるためアーモンドは餌ではなく、おやつとして少量与えるようにしましょう。
ハムスターとアーモンドのまとめ
このページで紹介したハムスターとアーモンドの関係は以下の通りです。
アーモンド | |
アーモンドの主な栄養素 | 脂質 ビタミン ミネラル 食物繊維 |
ハムスターに与えても大丈夫か? | 与えて良い |
ハムスターに与えるべき食べ物か? | 与える必要性はない |
与えるべき量 | 1日あたり1g前後(ハムスターによる) |
アーモンドを与える際の注意点 | 与えすぎない 塩のないものを与える |
アーモンドの与え方よる悪影響 | 肥満 下痢 |
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