感染症の中には人と動物の双方がかかってしまう『人畜共通感染症(人獣共通感染症)』があります。
狂犬病や鳥インフルエンザ、アニサキス症などが有名ですが、近年最も懸念されているのがコロナウイルスです。
では、ハムスターから人、もしくは人からハムスターへとコロナはうつるのでしょうか?
このページでは、コロナ禍でのハムスター飼育について過去の感染実例や対策、万が一コロナにかかってしまった時に取るべき行動について解説しています。
ハムスターにコロナウイルスはうつるの?
結論から言うと、コロナウイルスには人間からハムスターへの感染、ハムスターから人間への感染の両方の可能性があります。
現時点では感染事例が少ないため確実にうつるとは断言できません。
しかし、ゴールデンハムスターで行われた実験ではハムスター間での感染が確認されています。
また、海外では人からハムスターへの感染、ハムスターから人への両方の感染事例があり、うつる可能性は十分にあるものとされています。
念のため対策を徹底し、万が一感染してしまった時の対処法を確認しておくことが大切です。
ハムスターをコロナから守るためにできること
次にハムスターをコロナウイルスから守るために飼い主ができる3つの対策を紹介します。
ハムスターには清潔な手で触る
コロナ感染を防ぐ方法として、ハムスターに触る前には手洗い(除菌)をすることが大切です。
ハムスターは自身に付いたウイルスを落とすことができないため、人間が汚れた手で触れると付着したウイルスがいずれは体内に入ってしまいます。
直接手を舐めたり齧ることもあるので衛生管理には気を遣い、常に清潔な状態にしておきましょう。
アルコール除菌をするなら成分をしっかり飛ばしてから触ってね。
また、体調が優れない時はペットとのスキンシップを控えよう。
定期的に飼育用品を除菌する
飼育用品を定期的に除菌することで、コロナがうつるのを防ぐことができます。
特にハムスターが直接口をつける餌入れや給水ボトル、触れる機会の多いホイールやおうちを清潔にしておくと効果的です。
ただし、動物は少しのアルコール成分でも急性アルコール中毒を引き起こす可能性がるので、しっかり乾かしてから近づけたりペット用の除菌スプレー(シート)を使うことが大切です。
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ハムスターを連れての外出は控える
ペットを連れての外出には人間から動物への感染、動物から人と動物への両方の感染リスクがあります。
そのため、ハムスターを連れての外出は極力避けるべきです。
ハムスターを連れて外出される方は多くありませんが、お見合いや通院などで外に出る機会がある場合には、人の多い場所を避けてください。
もしもハムスターがコロナにかかったら?
自宅のハムスターがコロナウイルスに感染したら、まずは人のいない部屋に隔離して飼い主にうつるのを防ぎましょう。
ハムスターへの感染事例が少ないため具体的な症状は判明していません。体重減少や食欲不振、活動量の減少といった分かりやすい変化が見られたら感染を疑いましょう。
(犬や猫の事例では、消化器症状や呼吸器症状などが報告されています。)
早急に対応する必要がありますが、他の動物や人にうつる可能性もあるため動物病院に駆け込むのは控えるべきです。
まずは病院に電話して適切な指示を仰ぎます。
対応の仕方は病院次第です。
診療時間を調整したり訪問診療になることがあるよ!
飼い主がコロナにかかったら?
飼い主がコロナウイルスに感染した場合も同様に、ハムスターを別室に移動して二次感染を防ぎましょう。知人やペットホテルで預かってもらうのも良いでしょう。
ハムスターに感染する確率や症状の程度について不明確な部分が多いので、しっかりと予防することが大切です。
コロナ禍でのハムスター飼育まとめ
このページでは『ハムスターと人間との間でコロナはうつるのか?』といった疑問を取り上げ、コロナによる症状や対策、うつってしまった時の対応を紹介しました。
現時点ではハムスターから人間へのコロナ感染、人間からハムスターへの感染の両方が確認されています。
実例が少ないため断言することは難しいものの、ハムスターにコロナがうつる可能性は十分にあるといえます。
ハムスターがコロナに感染すると体重減少や活動量の低下といった症状が見られます。
具体的な症状についても不明確な部分が多いので、コロナウィルスに感染した疑いがある場合には、動物病院に問い合わせて指示を仰ぎましょう。
是非コメントを残していってください!
昨日イエロージャンガリアンを飼って太ってしまうからどんなぐらい餌をあげればいいか分からないんですけどどうすればいいのですか?
コメントありがとうございます。
餌はペレットを与えていますか?
ペレットであれば袋の裏側に適量(体重の5%〜10%)が記載されていると思いますので、そちらを参考になさってください。
ただ、イエロープディングは太りやすい体質ですので、太ってきたと感じたら与える量を少し減らして体重を維持するのがおすすめです。
個体差もあるため、定期的に体重を測りながら適量を見つけてあげてください。
ハムほしでは肥満気味の子に、ペレットを減らして野菜を多めに与えています。