ハムスターを飼育している方は、どれくらいの頻度でケージの掃除を行っているでしょうか?ケージ内の汚れは人間の目には分かりづらく、掃除の目安や頻度を判断するのは容易ではありません。
適切な掃除が行えていないと、ハムスターが病気になったりストレスを抱えることがあります。反対に掃除のし過ぎによってもハムスターに悪影響が及ぶこともあるのです。
では、一体どれくらいの頻度で掃除を行うのが良いでしょうか。このページではハムスター飼育経験の浅い方のためにハムスターのケージを掃除する方法や頻度について解説します。
ハムスターケージの掃除の仕方
そもそもハムスターケージの掃除の仕方についてご存知でしょうか?ハムスターのケージを掃除する方法としては、主に以下の3つがあります。
- 床材を全て取り替える
- 床材の半分程度を取り替える
- 汚れた部分だけ取り替える
ケージ内の床材の色が変わり、フンや尿の匂いが目立つようになったらすべての床材を取り替えます。全ての床材を取り換えることで、ケージ内で発生した細菌の数も一気に減らせるため衛生的な環境を作ることができます。
床材を全て取り替える必要のないときには3割から7割程度を取り替えるようにしましょう。また、ハムスターが決まった場所に糞尿をする場合には、汚れた部分だけを取り替える方法があります。
一般的な掃除法
ハムスターのケージを掃除する際には、一度に半分程度の床材を取り替えるようにしましょう。頻繁にすべての床材を取り替えてしまうと、ハムスターの匂いがなくなってしまい安心できる環境を奪ってしまうことになります。
また、床材の一部が汚れているときにその部分だけ取り替える方法もあります。しかし、ケージ内の細菌は至るところで増殖しているため同じ床材を使い続けるのはハムスターの健康によくありません。
基本的には、半分程度の床材を取り替え、汚れが目立つ頃にすべての床材を入れ替えて掃除をしましょう。
掃除の頻度は?
次にハムスターのケージを掃除する頻度をご紹介します。飼育する個体や種類によって汚れの度合いが異なるため一概に断言することはできませんが、掃除の頻度は週に1〜2回程度です。
基本的には掃除の頻度は週1回で良いのですが、大型のハムスターを小さめのケージで飼育する場合、多頭飼いしている場合、ロボロフスキーハムスターなど匂いの気になるハムスターを飼育する場合には週2回の掃除が必要になることがあります。
掃除の頻度が少ないと細菌が増殖し、ハムスターの健康を害する可能性があります。反対に掃除の頻度が高すぎるとハムスターの巣を壊してしまったり匂いのついた安心できる環境を奪ってしまうことになり、ハムスターのストレスにつながります。
週に1回の頻度で床材の3割から7割を取り替える掃除方法を行い、月に1回から2回の頻度ですべての床材を入れ替えるようにしましょう。
給水ボトルの水漏れなどで床材が濡れていたらすぐに変えてください!
ハムスター用トイレの掃除の仕方
ハムスター用のトイレは、専用の砂を取り換えたり容器を水洗いすることで掃除が可能です。フンや尿の量が増えたり砂が少なくなった際に取り換えますが、その頻度は2~3日に1回程度です。
ハムスター用のトイレに使われるトイレ砂は吸水性が高く湿度が上がりにくいため、ある程度放っておいても細菌が繫殖しづらいです。ただし、トイレが汚くなるとハムスターがトイレを嫌がるようになり、トイレ以外の場所が汚れるため定期的な掃除は必要です。
トイレ砂交換の頻度は数日に1回くらいだけど、多頭飼いなら毎日が理想だよ!
また、トイレの容器を洗浄する際には、石鹸などは使用せず水洗いをしましょう。アルコールを用いて殺菌する場合は、ハムスターのアルコール中毒を防ぐため使用したアルコールが完全に飛んでからハムスターに近づけてください。
その他飼育用品の掃除
ハムスターのおうちやホイール、餌の容器、給水ボトルに決まった掃除の頻度はありません。それぞれの汚れ具合を見て掃除を行ってください。これらの飼育用品を掃除する場合にも水洗いを行い、アルコール除菌したての物をハムスターに近づけないよう注意しましょう。
また、洗った後はしっかり乾かしてから設置しましょう。濡れている状態ではケージ内の湿度が上がって細菌が繁殖しやすいです。
個体によってはおうちが掃除されることを嫌うこともあります。頻繁に掃除される巣箱に入らなくなる子もいるので、おうちの掃除はハムスターの様子を見ながら行ってください。
ちょこのおうちは掃除しないことにしています。
綺麗好きなので、おうちの中はいつもきれいです。
適切な頻度で掃除を行ってください
このページではハムスターのケージの掃除方法や掃除の頻度を紹介してきました。このページで紹介した方法は一般的な飼育の方法であり、必ずしも正しいとは限りません。ケージ内が汚れていた場合には掃除の頻度を高めたいほとんど汚さない子であれば頻度を少なくするなど飼育しているハムスターに合わせて調節してください。
掃除の頻度が全くわからない方は、はじめのうちは2週間に1回ほどの頻度で行っておくと安心です。汚い環境でハムスターを飼育し続けることがないよう注意してください。
ハムスターの様子を見ながら掃除してね。
おすすめの掃除用品(ペット除菌・消臭剤スプレー)
ハムスターのケージを掃除する際に使いたいのがペット用の除菌スプレーです。二酸化塩素やエタノール、界面活性剤、防腐剤など人体や動物に有害な成分が使用されていないため安心して使用できます。
動物病院でも使用されているもので、除菌効果だけでなく消臭効果もあるのでハムスター用トイレやホイールに頻繁に使用すると良いでしょう。
価格も2,000円程と比較的購入しやすいので検討してみると良いでしょう。
是非コメントを残していってください!
まだ若いハムスターなんですが最近、寝てばかりで遊んでもらえず今お腹の肥大を確認し腹水かなーと思い検索してます。病院も考えましたが完治しない為、現状維持もありなのかなーと思ってます。
コメントありがとうございます。
ハムスターを病院に連れていくかどうかは飼い主様の判断次第だと思います。
病院を受診しないのであれば、不要な水分を排出できるようフードに気を遣ってあげてください。