ペットショップのハムスターコーナーには、ペレットや野菜、おやつ、ミルワームなどの餌が販売されていますが、ペレット以外の食べ物を与える必要はあるのでしょうか?
ペレットだけで飼育できれば費用も抑えられるはずです。
そんな疑問を解決するために、このページではハムスター用ペレットの基本的な説明から「ペレットだけで飼育できるのか」という疑問について解説しています。
ハムスターのペレットは何でできている?
ハムスター飼育に用いられるペレットは、小麦粉や穀物、チキンなどの粉末にビタミンやタンパク質を添加した人工飼料です。
ペレットにはハムスターが生きるうえで必要な栄養がバランスよく配合されています。
食事として栄養を補うだけでなく、硬いフードを齧ることで歯の長さが適切に保たれる効果があります。
ハムスターのフードはペレットだけで良い?
結論から言うと、ハムスター飼育はペレットだけでも問題ありません。
他のフードが必要ない(与えない方が良い)理由としては以下のようなものがあります。
ペレットだけで良い理由①『ペレットには必要な栄養が含まれている』
上記で解説した通り、ペレットにはハムスターが必要とする栄養素が過不足なく含まれています。
そのため、他におやつやフードを与えなくても健康的な生活が送れるのです。
ペレットだけで飼育する際には、ハムスターの成長に合わせた商品を選びましょう。
成長期(生後1ヶ月〜3ヶ月間)や妊娠期間は豊富なタンパク質が必要となるので、粗タンパク質20%程度、その他の期間では粗タンパク質15%程度を目安に選びます。
常にタンパク質の多いペレットを与えていると肥満に繋がるので注意です。
ペレットだけで良い理由②『おやつを与えると偏食になりやすい』
ハムスターが偏食気味の場合は、ペレットだけで飼育しましょう。
おやつばかり食べていると偏食が進み、ペレットを食べなくなります。
肥満による内臓への負担、歯の伸びすぎ、栄養不足といったトラブルを防ぐためにも、偏食の傾向が見られるハムスターはペレット中心の食事にします。
ペレットはおやつに比べて匂いが強いため嫌がることもありますが、他のフードを与えなければ自然と食べるようになります。
どうしても食べない時には食いつきの良いペレットに変えるのも良いでしょう。
ペレットだけで良い理由③『下痢になりにくい』
ペレットだけを与える飼育方法は、ハムスターの下痢を防ぐためにもおすすめです。
野菜や茹でたササミ、チュールを餌にしていると水分が多すぎるために下痢になりやすいです。
下痢は脱水症状や栄養失調、最近繁殖などのリスクがあるため注意しましょう。
ペレットだけで良い理由④『フードによるトラブルを防げる』
ハムスターの飼育経験が少ないと、与えて良い食べ物と危険な食べ物の区別が付かずトラブルに陥ることがあります。
例えば、玉ねぎやチョコレート、アボカドなどは動物にとって非常に危険な食品なので決して与えてはいけません。
また、この他にも脂質や糖質、塩分の多い物、頬袋に張り付きやすい食品はハムスターの健康を害したり細菌繁殖の原因となるので与えるのは極力控えます。
ハムスターに与えて良い食べ物を把握していない方はペレットだけで飼育すると良いでしょう。
ハムスター用ペレットの種類と選び方
ペレットを選ぶ際には、対象としている年齢と硬さを重視しましょう。
・ハムスターの年齢・健康状態からペレットを選ぶ
ハムスターの年齢や健康状態により必要な栄養が異なってくるので、状況に応じてペレットも使い分けると良いでしょう。
例えば、老化したハムスターにタンパク質の多いフードを与えてしまうと内臓に負荷がかかってしまいます。
タンパク質の摂りすぎは肥満気味の個体にも良くありません。
ペレットにはシニア用、ダイエット用、メンテナンス用とたくさんの種類があるので最適なものを選びましょう。
・ペレットの硬さから選ぶ
ハムスターのペレットには、中身が詰まって非常に硬い『ハードタイプ』と空気を含んでカリカリとした『ソフトタイプ』があります。
健康なハムスターはハードタイプを齧ることができますが、生後間もない個体や高齢、病気のハムスターはソフトタイプでないと食べられないことがあります。
ペレットだけで飼育する場合は、そのペレットの硬さが自宅のハムスターに適しているか確認し、確実に食べられるものを選ぶことが大切です。
・ハムスターの種類から選ぶ
ペレットには、粒の大きい『ゴールデンハムスター専用』と小さめの『ドワーフハムスター専用』があります。
専用のペレットでなくても問題はありませんが、種類ごとに食べやすい大きさがあるので適したフードを選びましょう。
ミックスフードは好き嫌いの原因になるから選ばないでね!
ハムスターに与えるペレットの量とは
市販のペレットはパッケージ裏面に適量の記載があるので、表記通りの量を与えます。
目安としてはハムスターの体重の5%〜10%程度となります。
前日に与えた餌が残っていたり、体重が減っているようであれば規定量から増減させても良いでしょう。
おすすめのハムスターペレット
ここからはハムスター飼育におすすめのペレットを年齢別に3種紹介します。
食いつきとコスパの高い商品をピックアップしているので、どのペレットを与えれば良いか分からない方は参考になさってください。
成長期から成熟期間のハムスターにおすすめ『GEX ハムスタープレミアムフード』
赤ちゃんから成熟したハムスターまで幅広く対応しているのが、GEXのハムスタープレミアムフードです。
乳児の成長を促すRNAヌクレオチド、粗タンパク質が豊富に含まれているため、成長期(生後2ヶ月~3ヶ月)のハムスターにも十分な栄養が補えます。
1日あたりハムスターの体重の10%~15%の量を与えます。
食べ残しが多いようであれば翌日の量を減らす、足りていないようであれば体重の20%の量を与えるなどの調整を行いましょう。
\コスパが良いのでおすすめ/
高齢ハムスターにおすすめ『イースター ハムスターセレクションプロ メンテナンス』
食事量の減った高齢ハムスターにおすすめなのが、イースターのハムスターセレクションプロ・メンテナンスです。
低カロリーで食いつきの良いフードのため、老化したハムスターに栄養を摂らせる時に重宝します。
また、ダイエットにも使えるペレットなので肥満気味の子に試しても良いでしょう。
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ハムスター用ペレットについてまとめ
このページでは「ハムスターをペレットだけで飼育できるの?」という疑問を深掘りし、ペレットの成分から種類や選び方を解説しました。
・ハムスターはペレットだけで飼育可能
ハムスター用のペレットには飼育に必要な栄養が十分に含まれているため、ペレットだけでも問題ありません。
ペレット以外のフードをあげすぎると偏食や下痢、肥満のリスクがあります。
・ペレットは選んで与えよう
ペレットだけでハムスターを飼うことは可能ですが、年齢や健康状態に合わせたペレットを与えることが大切です。
タンパク質や脂質の量を確認しながら肥満や内臓への負担を最小限に抑えましょう。
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